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記事全文を読む→それがどうした!弘兼憲史のラクラク処世訓「親子でも相互依存は必要なし! 老後資金は自分たちのために使うこと!」
【相談】
総務省が4月に発表した「人口推計」によると、75歳以上の人口が初めて2000万人を超えたそうです。現在の日本の人口は約1億2100万人ですから、年寄りの割合は約16%。少子高齢化が問題になっているのは以前から当然知っていましたが、この数字に改めて驚きました。これでは現役世代が高齢者を支える仕組みの皆保険など、絶対にもつはずがありません。実際、私の孫も税金や保険料でアップアップしており、貯金や結婚など夢のまた夢だと嘆いています。かく言う私ももう70に手が届く年齢。どんなことに気をつければ若い世代に迷惑をかけずに生きていけるかアドバイスいただけますか。(69歳・アルバイト)
【回答】
まず、若い世代に迷惑をかけずに生きるためには、「年を取って衰えてきたから面倒を見てくれ」と言わないこと。つまり、自分たちの生活はすべて自分たちでまかなうから、若い世代には世話にはならない、ということです。
そのためには、体を壊さないように、日頃の健康維持が最も大切です。あとは、ある程度の老後資金が必要なことは言うまでもありません。そのお金は子供たちにあげたりせず、すべて自分たちのために使ってください。
一般的に、子供が結婚したり、家を買ったりする際に「お金が足りないから頭金だけでも出してほしい」などと頼まれるケースが少なくありません。しかし、こういう時も断固として断ります。そうしないと、いずれ親が子供たちのお金をアテにしないと生活できなくなるかもしれないからです。
例えば、子供夫婦に頼まれ、家の頭金を1000万円援助したとしましょう。そして、家が完成し、6畳1間を与えられ、同居を始めたとします。ところが、しばらくすると嫁姑の仲が悪くなり、家を出て夫婦2人でアパート暮らしをすることに。しかし、息子たちに援助したため家賃の工面もできない——。実際、こんなケースは珍しくありません。
もっとひどいケースになると、同居を前提にそれまで住んでいたマンションを売り払って、家の頭金を作ってあげる、という人もいるそうです。こうなると、もはや地獄です。
こうならないためにも最初から「我々の貯金は我々の老後資金だからアテにしないでくれ」と言っておくこと。その代わり、我々の世話も必要ない。この2つをセットにしておきます。
そんなことを言ったら親子関係が悪くなってしまう——。と不安になる人もいるでしょう。しかし、この程度で腹を立てるような子供とは、いくら親子といえども、いずれ何かでモメることになります。親子とは言え、お互いに家庭を築いている立派な大人なのですから、相互依存のような関係になる必要はありません。
「次世代に迷惑をかけないこと」を考えると、いずれ安楽死を認めることも必要になると思っています。すでに海外では認められている国も多い。もちろん、厳格なルール決めは必要ですが、「生きる権利」があるのならば、同時に「死ぬ権利」もあるべきだと思います。
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