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記事全文を読む→それがどうした!弘兼憲史のラクラク処世訓「長寿の祝いはプレゼントや家族旅行よりも自宅での食事会をお勧めします」
【相談】
父が今年の10月で古希を迎えます。何か家族でお祝いしようと考えているのですが、どのように祝えばよいでしょうか。プレゼント、レストラン、あるいは3人の孫を連れて家族で旅行がよいですか。弘兼先生が古希を迎えた時は、どのようなお祝いをされましたか。古希の祝い方を教えてください。(48歳・会社員)
【回答】
お父様が古希を迎えるとのこと、おめでとうございます。
今から7年前になりますが、私が古希を迎えた時は仲間がレストランで祝ってくれました。知人も大勢いますので何回か食事会などを開催してくれました。
家族とはこれといったイベントはしていません。これは家族と仲が悪いのではなく私の性格を周知しているからです。
実は、私は誕生日などの祝い事をされるのが得意ではありません。本人の手柄でも何でもないのに、なぜ生まれてきた日に「おめでとう」などと言われなければならないのか。へそ曲がりなのかもしれませんが、恥ずかしくて居心地が悪くなってしまうのです。もちろん子供たちや孫の誕生日などは盛大にお祝いしますよ。
誕生日祝いでプレゼントをもらうのも苦手です。「プレゼントは何がいい?」と聞かれても、ずっと「何もいらない」と答えてきました。
洋服やマフラーなど身につけるものには好みがあります。仮に「セーターが欲しい」とリクエストをしたとしても、自分の好みと微妙にズレていることがある。しかし、せっかく選んで買ってもらったので、着なければいけないという義務感にとらわれるのです。
私は「本当に欲しいもの」は自分で買います。非常にドライに聞こえるかもしれませんが、これは何も家族に限ったことではなく、学生時代から同じ気持ちです。
私にとって誕生日は、家族に祝ってほしいものではなく「あと◯年は生きられるな」という自分自身の指標に過ぎないのです。
ですから、あなたにアドバイスなどはできる立場にありませんが、お答えしましょう。家族でレストランの案ですが、古希になってご馳走を食べに行ったところで、多くの老人は若い頃に比べて食が細くなっています。フルコースなどは全部食べきれないのではないでしょうか。
そして温泉旅行。ハッキリ言って、遠くまで移動するのは老人には少々キツイかもしれません。温泉宿の料理も、懐石のコースやビュッフェは品数も多いので、こちらも食べきれないのではないかと思います。もし温泉宿を取るのでしたら、近場で食事の好みも聞いてくれるようなところをお勧めします。
ではどうすればいいのか。私は家族皆で家で食事をすることを提案します。肉や魚やお酒など、いつもより高級なものを買ってきて、みんなで食べるのです。それならお金もそれほどかかりません。2、3万円もあればお釣りが来るのではないでしょうか。
古希や喜寿だからと余計な気遣いは不要です。祝ってくれる気持ちだけで十分です。お金は大切に、自分たちのために使ってください。
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