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記事全文を読む→巨額裏金「陸山会事件」有罪判決をすっかり忘れた小沢一郎に自民党元閣僚が怒りの猛口撃
自民党が「裏金議員」の公認問題で揺れる中、立憲民主党の野田佳彦代表が追及のトーンを高めている。衆院解散を前にした報道各社の情勢調査では、自民党が議席を大きく減らすのは必至、との見方が大勢を占め、立憲民主党としてはこの問題を利用して躍進を図りたいとの皮算用を抱く。ただ、民主党時代から、自民党批判が「ブーメラン」となって跳ね返ってきた伝統がある。
今回も裏金問題を追及しているが、自民党からは反論が出ている。山下貴司元法相は自身のXに、こう書き込んだ。
〈不記載問題については、石破総理が不記載事件に関わった議員に関して厳しい判断。一方で、立憲民主は、過去最高額の不記載事件に関わった小沢一郎氏を公認どころか選挙全体を仕切る選挙対策本部長代行に〉
これは小沢氏の資金管理団体「陸山会」をめぐる事件を指すものだ。会計事務担当が2004年10月、東京都世田谷区の土地購入費用として小沢氏から借り入れた4億円について、原資を公にできない金を隠蔽する目的で同年分の政治資金収支報告書に記載せず、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われ、有罪判決が確定している。
山下氏はこうも指摘した。
〈小沢一郎氏は、20億円超の不記載で訴追された陸山会の代表者〉
土地取引だけでなく、陸山会事件の判決では「裏金の授受や、小沢事務所が長年にわたり企業との癒着の下に資金を集めていた実態が明るみに出る可能性があり、これを避けようと敢行された」と認定した。
小沢氏は当時のことは忘れたようで、事務所名で最近のXに、
〈この国では一般国民はコンビニでパン一個盗めば即逮捕されるのに、自民党議員は、脱税して巨額の裏金を貯め込み、有権者買収や飲み代に使い、それがバレてもお咎めなし。(中略)法の下の不平等。自民党政治を支持しますか?〉
野田氏も裏金問題に対する自民党の対応について、
「(裏金議員の)大半が公認される仕組みだ。国民の理解を得ることは全然できない」
と述べている。
自身の「政治とカネ」をめぐる問題はすっかり忘れてしまった小沢氏に、その小沢氏に選挙を仕切らせる野田氏。どこかピントがズレている。
(奈良原徹/政治ジャーナリスト)
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