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武豊番・片山良三「栗東ナマ情報」〈ドウデュースの実績は侮れない〉

 リバティアイランドの休養理由は、右前脚の種子骨靱帯炎。種子骨は、有力な馬のセリでもその形状のレントゲン検査結果が義務付けられているほど重要視される部位で、その故障は致命傷にもなりかねない。リバティアイランドの場合は、それを支える靱帯部の比較的軽度な炎症ということで、無事に復帰を迎えることができた。

 その間、京都競馬場には牝馬三冠記念の銅像が建ち、調教に騎乗している片山調教助手は「現役のうちに銅像になるというのは、我々にとってはプレッシャーです」と苦笑を隠さないが、順調だからこその軽口なのだろうとも受け取れた。馬体はやや立派にも見えるが、動きは相変わらず鋭い。

 ドウデュースは、宝塚記念6着のあと、秋は国内のGⅠを3戦すると表明しての夏休み。栗東ではプールでの泳ぎ込みをたっぷり消化したあと、CWコースで速い時計も積んでいる。相変わらず、強い時とモロい時の振れ幅の大きさという課題を払拭できずにいるが、ダービーであのイクイノックスを破った馬という実績を侮るわけにはいかない。今回は人気をどう読むかだが、単勝はある程度売れても、連の軸としての信頼度は落ちていると考えたい。となれば、振れ幅が最大値に向く番とみて、馬券はここから。

 ルメールは、レーベンスティールとのコンビ。格上2頭との差はまだありそうだが、そこは鞍上の技術でカバーしてくれるという期待がある。

 ベラジオオペラは、右回りの方がよさそうなイメージだが、本格化手前のダービーでも見せ場たっぷりの4着で、そのあとの充実ぶりは目を見張る。これが鞍上の横山和の上昇志向ともマッチしている感があり、ここで頂点に立つ可能性もあるだろう。

 ジャスティンパレスは、坂井瑠とのコンビで昨秋の勢いを取り戻す可能性があり、ソールオリエンスも、宝塚記念2着で復活の手がかりをつかんでいる。考えれば考えるほど、高いレベルの戦いであることがわかる。

 クリスチャン・デムーロのダノンベルーガ、横山典が色気を持つマテンロウスカイまで気になりはじめたら、馬券は収拾がつかなくなりそうだ。

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