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記事全文を読む→「1本塁打・7500万円」中日・中田翔は今季のWVP/プロ野球2024「ワーストナイン」表彰式〈内野手部門〉
内野手部門で角氏が真っ先に名前を挙げたのは、一塁手の中田翔(35)。年俸3億円で今季から中日に移籍したものの、62試合の出場で46安打、4本塁打。打率2割1分7厘という、まったく期待ハズレの成績で終わった。
「彼の落ち込みぶりにはガッカリしたね。連続で最下位になったチームには、キツイ選手がいた方が活性化するんだけど、そのためには最低でもベンチにいて数字を残さないといけない。打率は2割5分でいいからチャンスで打ってチームを勝利に導く。そういう中心的な存在になると思っていただけに、チームとしても大誤算だったでしょう。今季のWVP(ワースト・バリュアブル・プレーヤー)で決まりじゃないかな」
3億円で4本塁打なら1本塁打あたり7500万円。46安打で換算するとヒット1本652万円だ。
パの一塁手は昨年、3割0分7厘で初の首位打者に輝いた頓宮裕真(27)。今季はなんと2割を切る1割9分7厘。安打数も123本から49本に激減した。
「3割を打ったバッターが翌年1割台なんて、聞いたことがない。まだ自分の打撃スタイルが完璧にはできていないんでしょう」(伊原氏)
セの二塁手は、もはや常連となっているヤクルトの山田哲人(32)。18年にトリプル3を達成して以降の成績は右肩下がりだ。しかも3年連続で打率を1分ずつ下げるという〝お家芸〟も板についてきた。
「今季の打率が2割2分6厘でしょ。年俸5億円のトリプル3は、どこへいったのかなぁ。複数年契約(28年まで7年)もあって、危機感を感じてないんでしょうね」(前出・角氏)
来季は2割1分台を目指して頑張ってもらいたい。
パの二塁手も常連になりつつある西武の外崎修汰(31)。今季の打率は2割2分7厘。前年と比べて32安打を減らして打率も3分3厘減。規定打席到達者の中で最下位というギリギリの線を狙ってきた。
「3番や5番を打っていたけど結果が出ませんでした。あの打率では、とても1億6000万円の働きとは言えませんね。中村剛也(41)や山川穂高(32)がいた頃の脇役なら仕事もこなせるでしょうけど、クリーンアップとしては厳しいです」(前出・伊原氏)
セの三塁手は巨人の坂本勇人(35)と阪神・佐藤輝明(25)の一騎討ち。坂本は昨年と比べて本塁打を15本、打点は26、打率も5分減らして、自己ワーストの2割3分8厘でフィニッシュ。一方の佐藤は昨年より本塁打8本、打点は22を減らし、打率は5厘アップしたものの、失策数を20から3つ伸ばして初めて「失策王」の称号を手に入れた。
「投手として一番ショックなのは、打ち取った打球をエラーされること。ファインプレーの何倍もつらくなるんです。矢野監督時代、佐藤はライトで起用されていたけど、岡田監督になってから三塁に固定された。彼の持ち味はバッティングです。一塁手や外野手に転向させた方がいいと思うよ」(前出・角氏)
パも2人が候補に挙がった。5億円プレーヤーの楽天・浅村栄斗(33)は、今季から三塁に転向。本塁打、打点、打率とも昨年を下回っているが、伊原氏はロッテの中村奨吾(32)を指名した。年俸は浅村の半分以下の2億円だが、昨年より本塁打を7本減らして4本。打率は少し上がったとはいえ2割3分4厘だ。
「浅村はまだ存在感を感じるけど、ロッテは何で中村を使うんだろう。チャンスでも打てないし(得点圏打率は1割7分8厘)、常時出場する成績ではない。打率はそんなに変わらないけど、若手の安田尚憲(25)=年俸5500万円=の方がいい。昨年はサヨナラ打を4度記録しているように、チャンスに強い面もありますからね」
セの遊撃手は巨人の門脇誠(23)。まだ2年目で年俸3100万円と、このメンバーの中に入ると見劣りするが、昨年とほぼ同じ129試合に出場。打率は2分下げて2割4分3厘、失策数は5から16にアップして、遊撃手としてぶっちぎりのトップに立った。
「後半は頑張ったけど、ファンの期待にはまだ応えられてない。来季は前半から活躍できるよう、今オフの過ごし方を大事にしてもらいたいね」(前出・角氏)
パは上昇度という点で西武の源田壮亮(31)。打率は17年の入団当初から2割6分〜7分をキープしているが、得点数は一時期の90台から直近3年は40前後にまでダウンしている。
「そもそも脇役として活躍する選手。今季も1、2番を打つことが多かったけど、もっと得点を増やす存在になってほしい。そのためにも4番の大砲を迎え入れる必要があるんですけどね」(前出・伊原氏)
西武のぶっちぎり最下位は、チーム編成にも責任があるようだ。
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