スポーツ
Posted on 2025年03月05日 17:59

【ドジャース危機】OP戦3回無失点5奪三振も…佐々木朗希とロバーツ監督に忍び寄る「最悪の相性」

2025年03月05日 17:59

 史上最悪の山火事被害を出した故郷・大船渡市へのエールだ。ドジャースの佐々木朗希投手が3月4日(日本時間5日)にレッズとのオープン戦に初登板し、先発した山本由伸からの継投で3回2安打無失点、5奪三振の結果を残した。

 5回からマウンドに上がった佐々木は、初球こそ159キロの直球で先頭打者のマルテを遊ゴロに仕留めたが、その後が続かなかった。ウィンズにはヒヤリとするホームラン性の大ファウル。制球は定まらず、カウント2-1から159キロ直球が高めに浮いたところを、ライト前に運ばれた。

 続いてバントの構えを見せたフェアチャイルドには死球。一死1・2塁のピンチに、伝家の宝刀スプリットで2者連続見逃し三振とし、0点に抑えたのだった。

 6回は3番デラクルスに左翼線二塁打、4番ヘイズを見逃し三振、5番フレーリーを中飛に仕留めたものの、6番エンカーナシオン=ストランドは四球。打者一巡してマルテが打席に立つと、暴投で進塁を許した。結果的にこの回も無失点に抑えたが、制球に課題が残る初登板となった。

 5奪三振といっても、各チームが大型ルーキーのスプリットとストレートの球筋を研究する、オープン戦での見逃し三振。東京ドームでの開幕第2戦の先発登板を決定づけるには至らなかった。

 気のいいオジサンに見えるが、実は名門大学UCLA出身の知将ロバーツ監督。この日の佐々木については、

「速球を投げた時に、制球を乱すかもしれない。この登板だけを評価しすぎることは避けたいと思う」

 と冷静な評価をしており、記者団にこう続けた。

「完成品にはほど遠い。彼の秘めたポテンシャルを誰もが認めているし、期待感もある。もっと(投球内容の)強度を上げる必要がある。きちんとサポートしていけば、自然に伸びるだろう」

 今季は育成枠でサポートする含みを持たせたのだ。ロバーツ監督は力で押す投手よりも、コントロールのいい投手が好み。投手には球種と制球に関して事細かに注文することが多かった。今季FAで獲得したサイ・ヤング賞投手スネルは、制球が抜群の左腕だ。

 佐々木は移籍交渉の際、面談した8球団に「なぜ昨年の直球の球速が落ちたのかを分析し、二度と起こらないためにどうするか、プランを提示してほしい」という課題を出した。自らの武器は160キロ超の速球とスプリットである、と思っているのは間違いないだろう。だがロバーツ監督とド軍が佐々木に求めているものが違ったら…ボタンのかけ違いが、最悪の相性になりかねない。

(那須優子)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク