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記事全文を読む→【ドジャース危機】OP戦3回無失点5奪三振も…佐々木朗希とロバーツ監督に忍び寄る「最悪の相性」
史上最悪の山火事被害を出した故郷・大船渡市へのエールだ。ドジャースの佐々木朗希投手が3月4日(日本時間5日)にレッズとのオープン戦に初登板し、先発した山本由伸からの継投で3回2安打無失点、5奪三振の結果を残した。
5回からマウンドに上がった佐々木は、初球こそ159キロの直球で先頭打者のマルテを遊ゴロに仕留めたが、その後が続かなかった。ウィンズにはヒヤリとするホームラン性の大ファウル。制球は定まらず、カウント2-1から159キロ直球が高めに浮いたところを、ライト前に運ばれた。
続いてバントの構えを見せたフェアチャイルドには死球。一死1・2塁のピンチに、伝家の宝刀スプリットで2者連続見逃し三振とし、0点に抑えたのだった。
6回は3番デラクルスに左翼線二塁打、4番ヘイズを見逃し三振、5番フレーリーを中飛に仕留めたものの、6番エンカーナシオン=ストランドは四球。打者一巡してマルテが打席に立つと、暴投で進塁を許した。結果的にこの回も無失点に抑えたが、制球に課題が残る初登板となった。
5奪三振といっても、各チームが大型ルーキーのスプリットとストレートの球筋を研究する、オープン戦での見逃し三振。東京ドームでの開幕第2戦の先発登板を決定づけるには至らなかった。
気のいいオジサンに見えるが、実は名門大学UCLA出身の知将ロバーツ監督。この日の佐々木については、
「速球を投げた時に、制球を乱すかもしれない。この登板だけを評価しすぎることは避けたいと思う」
と冷静な評価をしており、記者団にこう続けた。
「完成品にはほど遠い。彼の秘めたポテンシャルを誰もが認めているし、期待感もある。もっと(投球内容の)強度を上げる必要がある。きちんとサポートしていけば、自然に伸びるだろう」
今季は育成枠でサポートする含みを持たせたのだ。ロバーツ監督は力で押す投手よりも、コントロールのいい投手が好み。投手には球種と制球に関して事細かに注文することが多かった。今季FAで獲得したサイ・ヤング賞投手スネルは、制球が抜群の左腕だ。
佐々木は移籍交渉の際、面談した8球団に「なぜ昨年の直球の球速が落ちたのかを分析し、二度と起こらないためにどうするか、プランを提示してほしい」という課題を出した。自らの武器は160キロ超の速球とスプリットである、と思っているのは間違いないだろう。だがロバーツ監督とド軍が佐々木に求めているものが違ったら…ボタンのかけ違いが、最悪の相性になりかねない。
(那須優子)
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