スポーツ

佐々木朗希が「脱スタミナ不足」160キロ超ストレートを捨てて「省エネ投球に切り替え」のキモ

 ドジャース・佐々木朗希の東京開幕シリーズ(対カブス、東京ドーム)第2戦(3月19日)での先発が決定。ロバーツ監督が3月11日(日本時間12日)、佐々木が登板したガーディアンズとのオープン戦後に明言した。

 この日の佐々木は先発登板して投球数41、4回1安打無失点、2奪三振と好投。特に2回以降、二塁を踏ませない安定した投球は圧巻だった。MLB担当記者の話。

「多くがスプリットで打ち取っていた。このスプリット、回転数が極端に少なくナックルボールに近い軌道で、打者から見るととんでもない落差がある。佐々木にしか投げられないと言っても過言ではありません」

 もうひとつの武器であるストレートは、オープン戦初登板では99.3マイル(約159.8キロ)だったのが、この日は97.4マイル(約156.8キロ)で、やはり160キロには届かなかった。

「なかなか100マイルに届かないことを本人は気にしていたようで、右打者のインコース低めにストレートを投げ込めない状態だった。そこで100マイルにこだわらず、スプリットを上手に組み合わせた省エネ投球に切り替え、これがうまくハマッています。あの投球であれば、シーズンを乗り切れるのではないですか」(前出・MLB担当記者)

 スタミナ不足がたびたび指摘されていた佐々木だが、メジャーではひょっとすると、日本では見られなかった「1年間ローテーションを守りきる」姿を見られるかもしれない。

(小田龍司)

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