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記事全文を読む→担当番組で「丁寧にお伝えする」どころか失脚!フジテレビ「ハラスメント解説委員」を持ち上げていた石破茂
フジテレビ第三者委員会の報告書では、中居正広氏による性暴力や歪んだ企業風土、様々なハラスメントが認定されたが、その中にフジテレビ報道局解説委員の反町理氏の名前があった。BSフジ「LIVEプライムニュース」のキャスターを担当する局幹部だ。
そもそも反町氏のハラスメントは2018年に「週刊文春」で報じられ、よく知られた案件だったにもかかわらず、取締役だった反町氏を番組に出し続けた。フジテレビのハラスメントに関する問題意識の欠如を、改めて露呈する形となったのである。
これを受けて反町氏は、3月31日の「LIVEプライムニュース」を欠席。番組では「反町氏から状況に鑑み、出演を見合わせたいとの申し出があった」との説明があり、キャスターの長野美郷と竹俣紅アナが進行した。
反町氏が休みの時は、フジテレビ政治部長・解説委員の松山俊行氏が代役となっていたが、松山氏の姿もなかった。反町、松山両氏は、フジテレビならびに親会社のフジ・メディア・ホールディングスの取締役相談役退任が発表された日枝久氏のお気に入りだった。
反町氏は1月27日に行われたフジテレビのやり直し会見後、「LIVEプライムニュース」の中で、
「事柄の重大性に鑑み、『プライムニュース』としては今後もこの件については引き続き、丁寧にお伝えしてまいります」
と述べていた。「丁寧にお伝えする」どころか、本人が当事者となってしまったのだ。
第三者委員会による調査報告書は、反町氏が2006年から2008年頃、報道局の後輩女性社員2人に対して行ったハラスメント行為を、重要な類似事案として記載した。
反町氏は後輩の女性社員に何度もサシでの食事に誘い、休日のドライブにも引っ張り出した。このドライブでは神奈川・三崎のマグロを食べに行き、花火を見た後、横浜の映画館でホラー映画を鑑賞。そこで終わりではなく、バーにも連れ回したという。
その後、この女性が反町氏からの誘いを断るようになったところ、電話で怒鳴られたほか、威圧的な口調でパワハラも受けたのだと。
反町氏は別の女性も、1対1での食事に誘うようになった。ある時からこの女性が誘いを断ると、「原稿が遅い」との叱責を部内一斉メールで送信。反町氏が女性を叱責している様子は、永田町では広く知られていた。
まず「週刊文春」でこの件が報じられても、フジテレビ社内でなんら対応がとられなかったどころか、反町氏は2020年6月に、執行役員に就任し、2021年7月には取締役に昇格していた。第三者委員会は〈報道局の対応はハラスメント行為自体を隠蔽し、解決を図ろうとする組織的体質の現れ〉と断罪している。
毎年行う「プライムニュース」の集いには、日枝氏が出席。昨年10月には首相になったばかりの石破茂氏も参加し、
「プライムニュースほど、恐ろしい番組はない。気を付けていてもつい乗せられて、言わなくていいことまで言ってしまう」
そう言って、かねてから親しい反町氏のキャスターぶりを持ち上げていた。看板キャスターの事実上の失脚で、番組の存続すら怪しくなったといえる。
(奈良原徹/政治ジャーナリスト)
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