昨今のインバウンド需要も手伝って大相撲五月場所もチケットは完売! 相撲をより楽しむには力士の素顔を知るのが一番の近道だが、聞こえてくるのは外国人観光客もドン引きしかねない異聞醜聞ばかり‥‥。相撲人気に胡坐をかくなど言語道断。待ったなしの覆面座談会で幕内力士にカツを入れる!
A(スポーツ紙デスク)今場所1番の見どころは大関・大の里(24)の綱取り! このまま今場所も危なげなく優勝しちゃうかな?
B(中継局スタッフ)うーん、どうでしょう? まだ相性を語るほど対戦を重ねていませんが、押し相撲を得意とする力士にうっかり星を献上している印象が強いから‥‥。
C(角界関係者)突き押し、四つ相撲のどちらも不得手じゃない器用さが命取りになりかねない。“横綱相撲”さながらに立ち合いで引いて、そのまま受け身のままに押し込まれるパターンも目立つ。
D(スポーツライター)横綱・豊昇龍(25)と大関・琴櫻(27)が壁になれるかどうかもポイントの1つです。
A どっちも微妙だろうな。特に横綱は痛めている右ヒジの状態が芳しくないらしい。横綱デビューの先場所で休場したことでメンタルもかなり追い込まれていて、「後がない‥‥」と周囲に漏らしているようだ。
C 先場所で金星を3個も配給したのもいただけない。場所後の巡業中も“一人相撲”よろしく1人で筋トレなど稽古をしている時間が目に付いた。巡業部長の境川親方(62)=元小結両国=に「おい! 胸を出してやれ!」と何度も叱られていたよ。A 横綱相手でも忖度しないのが、境川親方らしいね(笑)。
B 5月2日に開催された横綱審議委員会による稽古総見では、ぶつかり稽古でちゃんと胸を出していました。
E(角界OB) 中でも、新入幕の嘉か 陽よう(25)が洗礼を受けていた。横綱が新顔を“かわいがる”のは稽古総見の慣習。とはいえ、ケガをさせるまではしないのがお約束なんだけど‥‥。
D 当日は苦悶の表情を浮かべていましたが、ケガではなく単に腰が抜けただけだったそうです。翌日には平気な顔をして稽古に励んでいました。
A 稽古総見では前頭・翔猿(33)の挙動も悪目立ちしていたらしいな。
B ええ、なぜか横綱と三役力士が土俵で相撲を取っている時間に、腕立て伏せやすり足をしていたんです。他の関取衆は座って稽古を見守っていたのに。あれは何かのアピールなのでしょうか?
E これは「見取り稽古」と言って、番付上位の力士の稽古を見て学ぶ時間。言ってみれば、翔猿の行動はマナー違反に他ならない。年に1度の一般公開された稽古総見だけに、本人なりに一生懸命やっている姿をファンに見せたかったんだろう。
A 付け人にパワハラしたイメージを刷新したいのが見え見えだ(笑)。
C 結局、協会からの処分は、「厳重注意」のみでうやむやになったけど、部屋内では幾分かおとなしくなったらしい。ちなみに、先場所前後から付け人をしている幕下・大だい斧まさかり(20)は関脇・大栄翔(31)の内弟子。さすがに手が出せないみたい。
E そりゃそうだ。将来的に追手風部屋を継ぐ親方候補を敵に回しても得することは何もないから。