スポーツ
Posted on 2025年05月14日 12:40

ドジャース・佐々木朗希「やっぱり故障離脱」でズバリ的中した「広岡達郎の警告」

2025年05月14日 12:40

 結論から言えば、やはりメジャーリーグの高い壁に跳ね返された、ということだろう。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は5月13日、佐々木朗希が腕に痛みを訴えていると記者団に明かし、その後、故障者リスト入りした。

 今季8試合に先発して1勝1敗、防御率4.72。34回1/3を投げて24奪三振を記録したものの、25四死球を重ね、平均球速は98マイル(約158キロ)から96マイル(約154キロ)へと低下した。フォーシームの空振り率は10.1%にとどまり、かつての怪物ぶりは影を潜めている。

 直近の登板では4回5安打5失点で61球を投じた後、右腕の張りを訴えた。ロバーツ監督は「腕の状態を慎重に見極めている」と語っていた。

 ロッテ時代の佐々木は最速165キロをマークし、完全試合を達成するなど、飛び抜けた球威を誇った。ところがメジャーリーグでは球数制限の厳しさや高い連投耐性が求められ、その持ち味を十分に発揮できる状況にはない。

 野球解説者の武田一浩氏は自身のYouTubeチャンネルで、次のように提言している。

「もともと、打たせてとる投球が得意ではない。中5日での登板で奪三振ゼロに終わった現状を見ると、まずはマイナーリーグで制球力を磨くべきだ」

 一方、球界のご意見番たる広岡達郎氏は渡米前から、

「NPBはメジャーの踏み台ではない。実績不足のまま挑戦すれば、失敗に終わる」

 と警鐘を鳴らしていたが、その見立てが現実のものとなっている。

 インスタグラムのドジャース公式アカウント・コメント欄には「故障者リストに入っても応援している」「スタジアムで再び輝く姿を見たい」といった激励がある一方で、「まずは日本で経験を積んでほしい」「焦らず土台を固めてから来てほしかった」といったガッカリ感が根強い。

 佐々木はロッテで4シーズン通算394回2/3を投げているが、1年平均100イニングに満たない。メジャーリーグには「1試合最低1イニング投球」(162試合=162イニング)というタイトル資格があり、実際の先発投手は1試合平均5.24イニング、年間32試合登板すると、約168イニングを消化しているというデータがある。経験値には大きな隔たりがあるのだ。

 移籍後わずか数カ月で不調と故障に直面した現状は、まさに挑戦時期が早すぎた証左だろう。才能を本領発揮するにはまず体力と耐久力を養い、イニングを重ねる時間を持つ必要がある。焦らず再び土台を築いた上で、「令和の怪物」が真価を世界に示す日を待ちたい。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年03月25日 07:00

    もう長いこと、毎週日曜日の視聴がルーティンになっていた2つの番組が、3月29日に揃って終了する。ひとつは1985年10月にスタートした「アッコにおまかせ!」(TBS系)。近年は和田アキ子の失言・暴言・妄言がたびたびSNSで炎上し、「早く終わ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年03月26日 06:45

    「過去20年間、予想してていちばん難しいですね、今年が。今までこんな難しいことは経験がないですね」これは今季の巨人の順位を予想するにあたり、野球解説者の江川卓氏が発した率直な言葉である。なにしろ投打において、不確定要素が多いのだ。YouTu...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年03月26日 11:15

    今季のプロ野球パ・リーグでは、就任5年目の日本ハム・新庄剛志監督が掲げる「ぶっちぎり優勝」に向けて、自信満々だ。開幕カードは敵地でのソフトバンク戦(3月27日・みすほペイペイドーム)。オープン戦では巨人が8年ぶり首位となったが、実は日本ハム...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/17発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク