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どうした「白鵬」?力士会「バカ野郎」面罵事件にみる“変貌”ぶりとは?(2)裏に“一代年寄”をめぐる攻防が…

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 そもそも、白鵬と審判部との因縁は今年の初場所13日目、優勝を決めた稀勢の里戦に遡る。この一番、白鵬が出足で圧倒したが、土俵に詰まった稀勢の里が右の小手投げを打った。行司軍配は白鵬の寄りを有利と見て白鵬に上げたが、同体ではないかと物言いがつき、協議の結果、取り直しに。結局、白鵬の完勝だったが、千秋楽翌日の記者懇談会に二日酔いで現れた白鵬が「子供でもわかる相撲」と審判批判を繰り広げたのだ。

「勢いは白鵬にあった。審判部は絶対視されるほど公平にやっているとは思えない。横綱だから審判批判はかまわないと思います」(相撲ジャーナリスト・中沢潔氏)

 との見方もあるが、メディアはここぞとばかりに「審判部に公式に謝罪したのか」などと担当記者が事あるごとに白鵬に質問。ついに白鵬は報道陣を見るとシッ、シッと手で追い払うようになったのだ。

 相撲関係者が言う。

「今、頂点に達している白鵬のイライラの原因は『一代年寄』になれなかったことです。日本人力士の記録を次々塗り替えて大相撲史に輝く実績を作ったのに、なぜオレに『一代年寄』が与えられないのか。これですよ。『年寄』には日本人でなければなれないと規則に明記されているので、これまで帰化して年寄株を取得した外国人力士も少なくありませんが、『一代年寄』の条件に、そのことは書かれていない」

 白鵬の父はモンゴル相撲の「横綱」であり、レスリングでモンゴル人初の銀メダルを獲得した国民的英雄。そのため白鵬は、いずれはモンゴルに帰国する希望を持っており、帰化するわけにいかないのだという。

「そこで、規定のない『一代年寄』なら‥‥と希望を持っていたわけです。これについては北の湖理事長の判断しだいだったんですが、結局、日本人でないことを理由に見送られた。昨年の九州場所後のことです。以来、白鵬の素行の悪さが目立つようになったんです」(相撲関係者)

 しかし、白鵬は暴力をかざして角界を支配しようとした朝青龍とは異なり、万事、如才なくふるまっている。

「今年2月に行われた『白鵬杯』です。モンゴル、アメリカ、オーストラリアなど世界7カ国から31人の選手を招待して行われたチビッコ相撲ですが『白鵬ドリーム基金』の名前で選手とその家族も招待。旅費、滞在費も白鵬が出している。力士会でもベテランの豊ノ島あたりは、白鵬に心酔し、音頭取りをして顔を出すよう呼びかけている。近頃の白鵬は“洗脳”と言ってもいいほど力士を精神的に支配しているんです」(別の相撲関係者)

 その象徴的な光景が、巡業先でこれから稽古しようという幕内力士が、白鵬に水をつける(敬意を示す意味でひしゃくの水を与えるしぐさをする)ために稽古場で行列を作る光景だ。

「広い国技館での横審の稽古場総見ならまだしも、巡業中にこれをやられると、四股を踏むスペースもない。千代の富士さんの時もこんなことはなかったそうです」(古参力士の一人)

 モンゴルではすでに日本の国民栄誉賞に当たる「労働英雄賞」が贈られた白鵬。

「モンゴルに日本のトップ企業や商社とも関連のある会社をすでに設立。将来の夢はモンゴルに航空会社を作り、オーナーに収まることだと聞いてます」(知人)

 だが、その前にアメとムチを巧みに使い分け角界に君臨しようとしているのか‥‥。相撲ファンを失望させるようなふるまいだけはもうやめていただきたい。

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