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記事全文を読む→視聴率⤴で「重要部分」に突入する「あんぱん」今田美桜は「CM順位」もどんどん上がる
NHK朝ドラの視聴率が17%を上回ったのは、「虎に翼」の最終回以来、実に9カ月ぶりのことだった。7月2日の「あんぱん」第68回の平均視聴率が世帯17.8%、個人10.0%を記録(ビデオリサーチ調べ)したのだ。
関係者もファンも、橋本環奈ご本人も「もうええでしょう」と言うだろうが、前作の「おむすび」は朝ドラ史上最低の平均視聴率を記録し、視聴者の「朝ドラ離れ」を起こした問題作だった。
そんな「おむすび」の後だったことで、「あんぱん」の初回世帯平均視聴率は15.4%と、やや低調(それでも「おむすび」の最終回の世帯視聴率が12.5%だったのだから、ここまで上げたのはお見事)。
よくできたシナリオと、出演者たちの豪華な顔ぶれ、そして優れた演技(のぶと嵩の幼少期を演じた子役の2人も良かった!)で我々を魅了し、しっかりと視聴率を上げていった。
ドラマの背景が戦時中に突入すると「つらくて見ていられない」と離れる視聴者がそこそこ現れるかと懸念したが、むしろ「戦争という異常な事態が引き起こす不条理」を敢えて妥協せずに描写したことが評価され、よりファンの心をつかむことになったようだ。
その戦時中パートが終わり、いよいよ物語は多くの視聴率が楽しみにしている「アンパンマン」誕生の瞬間に向かって進んでいくのだが…。
あれ…? 「あんぱん」の主人公ってのぶ(今田美桜)のはずなのに、なぜか嵩(北村匠海)の今後ばかりが気になる。嵩だけではない、のぶの妹たちの蘭子(河合優実)とメイコ(原菜乃華)も気になるのはいったい…。
正直言って「2人が幼馴染だった」という設定のせいで、のぶのエピソードにはやや無理やり感が漂うことが多く、のぶへの関心を失いかけていた。
今後は史実において、モデルとなったやなせたかし氏と、妻となる小松暢さんが出会ってからの物語になるわけで、となれば実際の逸話を盛り込むことが増え、のぶというキャラクターがより血肉の通ったものになるに違いない。つまり、のぶの魅力が輝くのはいよいよこれから、ということになる。
そうなれば、今田の株はさらに上昇するだろう。7月1日にニホンモニターから発表された「2025上半期CM起用社数ランキング」によると、1位の芦田愛菜、2位の川口春奈に続いて、今田は3位に(大谷翔平と賀来賢人も同じく3位)。今後はさらに起用社数が増えると予想がつく。
たとえ「タウンワーク」のCMでの「聖者の行進」の替え歌が微妙な歌唱だったとしても、むしろ「可愛い」と許せてしまう(そういえば以前、「グロップ」のCMでもなかなかに不安定な歌唱を披露していたなぁ)。
それもこれも、朝ドラのおかげ。視聴率も好感度もアップアップだ。朝ドラヒロインは、こうでなくては。
(堀江南/テレビソムリエ)
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