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記事全文を読む→【参院選の場外乱闘】「頭の中が牛肉でいっぱい」自民党・森山裕幹事長が大阪万博で中国副首相に迫る「確約」
大阪・関西万博で7月11日に行われる中国の「ナショナルデー」に合わせて、何立峰副首相が訪日する。超党派の「日中友好議員連盟」会長を務める自民党の森山裕幹事長と、大阪市内で会談する予定だ。森山氏がジャイアントパンダの新規貸与を要請する「パンダ外交」が話題となっている。
和歌山県の4頭が6月下旬に中国に返還され、パンダは東京・上野の2頭だけに。貸与期限が来年2月に迫り、日本国内からパンダがいなくなる可能性がある。
そのため、習近平国家主席と近い何副首相と直談判して貸与の約束を取り付け、「パンダ外交」の成果をアピールして、逆風が吹き荒れる参院選での挽回を図りたい考えだ。
もっとも、日中関係筋は、
「森山氏の真の狙いは別のところにある」
と指摘する。それは日本産牛肉の、中国への輸出再開だ。
森山氏は自民党の「農水族のドン」として知られるが、中でも畜産分野への関心が強い。それもそのはずで、森山氏の地元・鹿児島県は、和牛の飼育頭数が日本一であり、特に「鹿児島黒牛」というブランド牛が有名だからだ。
牛肉の対中輸出はBSE(牛海綿状脳症)の影響もあり、2001年以降は止まったままで、森山氏は再開にこだわり続けてきた。これまでの日中間の交渉で、再開に必要な衛生検疫の協定には署名したものの、発効に向けた中国側の手続きが進まず、宙ぶらりんの状態が続いていた。
先の日中関係筋によれば、
「森山氏としては、何副首相から再開に向けた確約を取り付けたいだろう」
森山氏が牛肉に執着している背景には、参院選が影響している。鹿児島では与野党候補の激戦が続いており、幹事長として選挙を取り仕切る立場の森山氏としてみれば、地元での敗北はなんとしても避けたいところ。中国向けの輸出再開が実現すれば、パンダ以上に鹿児島では「外交成果」となる。
ただ、自民党内からも、森山氏の「親中姿勢」には冷ややかな声が出ている。昨年秋の総裁選に出馬した小林鷹之元経済安全保障担当相は自身のXに、こう書き込んだ。
〈こういう中国の外交手法はもはや古いように感じます。寧ろ相手国の空母が第二列島線を初めて越えてきたことを含め、厳しい現実を直視することが大切です〉
「頭の中が肉、肉でいっぱい」(前出・日中関係筋)
という森山氏には届かないだろうが…。
(奈良原徹/政治ジャーナリスト)
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