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吉本が制作協力を担う人気番組は多岐にわたる。
「局と予算負担や著作権を共有している番組が一定数あるのです。代表的なのは、『ナイトinナイト』というABC(朝日放送テレビ)の深夜バラエティー枠。同じ局の『相席食堂』や『これ余談なんですけど…』などの番組に吉本のプロデューサーを送り込んでいます。ゴールデン帯で言えば、『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)も同様です。ひな壇に吉本所属のアスリートが並ぶ傾向が強いのは、吉本がキャスティング権を握っているから当然でしょう。いずれも、自社の配信コンテンツに転用する余地があります」(民放局編成マン)
その先に見据えるのは、配信コンテンツの海外展開にほかならない。Amazonプライム・ビデオで配信されたバラエティー番組「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」シリーズの成功体験を再現したいようなのだ。
「『ガキの使いやあらへんで!』(日テレ系)の『七変化』シリーズや『笑ってはいけない』シリーズから派生した、『密室で笑いをこらえる』というフォーマットが欧州や中南米でヒットしました。以降、日本語を必要としない非言語な笑いは、吉本の投資案件になっているのです。ゆりやんレトリィバァ(34)やとにかく明るい安村(43)が海外のオーディション番組に出演して話題になったのも世界市場に向けた“種まき”。配信コンテンツとタレントをセットで世界に売り込む計画を進めています」(民放局編成マン)
つまりは、準備万端で動画配信サービスに乗り出すというわけか。
しかしながら、バラエティー以外の分野になるとそう簡単ではない。いまだ迷走中との指摘があるのも事実なのだ。
「22年から『エンタニメ』というアニメコンテンツをユーチューブで展開しています。芸人が書き下ろした脚本などをアニメ化して、グッズなどのキャラクタービジネスにつなげたい狙いがあったのでしょう。ところが、完成度が決して高いとは言えない内容で、評判は芳しくない。そればかりか、参画中のタレントのマネージャーたちが通常業務とは別の仕事を課されてしまい、負担増で疲弊していると聞きます」(放送作家)
何とかアニメ事業を盛り上げようと、大物芸人を使ってテコ入れを図るも、万事成功しているわけではないという。
「元キングコングの西野亮廣(45)が製作総指揮を務めたアニメ映画『えんとつ町のプぺル』(東宝/吉本興業)こそ、興行収入27億円を超える大ヒットを記録しましたが、明石家さんま(70)が企画プロデュースした劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』(アスミック・エース)は、興行収入3億円弱と大苦戦しています」(芸能デスク)
本業以外では成功が持続せず、困り果てているとの声も聞かれる‥‥。
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