スポーツ
Posted on 2025年10月09日 10:00

武豊番・片山良三「栗東ナマ情報」〈アドマイヤズームに不安ナシ〉

2025年10月09日 10:00

 朝日杯FSの勝ち馬は、以前なら文句なしの最優秀2歳牡馬に評価されていたものだ。ホープフルSが2歳GⅠに昇格したことで勝ち馬2頭の比較となり、昨年は3戦3勝のクロワデュノールが目立ちすぎていて、記者投票の結果は、かなりの差がついた。

 アドマイヤズームの評価が低くなったもう1つの要因としては、陣営から「来春の目標はNHKマイルC」と、早々に発表されたこともあったはずだ。本来なら2歳シーズンのパフォーマンスだけの評価となるべきなのに、クラシックを目指さないのなら、と理不尽な形で減点されてしまったのだ。

 不運はさらに続き、目標としていたNHKマイルCは、スタート直後の落鉄という大きな不利に見舞われて、1番人気を大きく裏切る14着惨敗。あれほどもてはやされていた馬なのに、今回のスワンSは5カ月ぶりの久々も手伝って地味な存在に押しやられている。

 しかし、仕上げは友道厩舎だ。鞍上は川田から替わるが、それが坂井瑠ならプラスと感じる人も少なくないだろう。

 本来は長距離戦が大好きな友道調教師が「この馬はマイラー」と早くから短い距離に専念して使っているほどなので、京都のワンターンの1400メートルもほぼベスト。開幕2週目でまだまだ先行馬が有利なコンディションが予想されるわけで、その点でもアドマイヤズームに減点材料はない。

 GⅠ勝ち馬2キロ増の別定重量戦だが、「2歳戦はノーカウント」の注釈に救われて古馬より2キロ軽い斤量。これも心強い味方で、中心に期待したい。

 ワールズエンドは、前走3勝クラスとはいえ、逃げて上がりもしっかりという見事な勝ちっぷり。全国リーディングを突っ走る戸崎が引き続きの騎乗というのも明らかな勝負気配だ。

 ランスオブカオスは、朝日杯FS3着以後も崩れない走り。1400メートルが短い可能性もあるにはあるが、若い吉村がずっと乗り続けているのが吉と出ないか。

 ウインマーベルは、1400メートルの重賞を3勝。つまり、本番のマイルCSよりここが勝負の舞台ではないか。常に全力投球の松山が鞍上。間違いなく好勝負になる。

 オフトレイル、ロジリオン、ショウナンザナドゥ、グレイイングリーンあたりも差はないが、馬場と脚質が適合するかどうかだ。

 アイルランドトロフィーは、府中牝馬Sからの看板替え。6月にそれを勝っているセキトバイーストが勝てば、不思議な連覇となるが、果たしてどうなるか。

 同2着だったカナテープが本格化しており、こちらを中心視する。

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