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記事全文を読む→エコノミスト・門倉貴史「オヤジの裏テク錬金手帳」~アウトドア派のワイルドオヤジは元手ゼロの「流木拾い」で稼げ!~
海・山・川といった自然をこよなく愛し、休日には必ずマリンスポーツやキャンプ、バーベキューなどに出かける──今回は、そんなアウトドア派でワイルドなオヤジに耳寄りなサイドビジネスを紹介しよう。
それは「流木拾い」だ。
海岸や川原のあちらこちらに散らばっているスギやユス、ヒノキ、ハゼ、サクラなどの流木。気に留めなければ、これらの流木は、ただの漂着ゴミにしか見えないだろう。しかし意外なことに、近年、こうした何の変哲もない天然の流木が大人気となっているのだ。
流木にいったいどんな用途があるのか。
ひとつは、インテリアやガーデニングなどに活用するというもの。10年ぐらい前から、流木特有の枯れた風合いやフォルムのユニークさに惹かれて、室内や庭にオブジェとして飾りたいと希望する人が増えるようになった。流木を使った家具やオブジェを販売する専門店・工房も全国各地に相次いでオープンしている。
購入する人の大半は、20~30代の女性だ。流木はひとつとして同じものがない「一点」もので個性があり、女性にとっては、それを置いて眺めるだけでも癒やしの効果があるらしい。
流木のもうひとつの用途は、熱帯魚の水槽の展示用に活用するというもの。こちらは、20センチ前後の小さい流木が中心になる。ただ小さいというだけではダメで、買い取ってもらいやすいのは、水に入れると沈んでいくタイプの流木。流木全体の5%ぐらいしか見つからず、希少価値がある。
ここまで読めば「拾ってきたものが、お金になるなんてまるで夢のような話ではないか!」「タダのゴミにしか見えなかった流木が突然、宝の山に見えてきた!」と思うことだろう。
いくらワイルドでもオヤジたるもの朝は苦手なもの。やってみたいと考えたら、まずは、早朝に自宅近くの海岸や川原を散策したり、ジョギングしたりする習慣を身につけるところから始めよう。毎日、観察すれば潮や水の流れでどのあたりに流木が漂着しやすいか、おおよその見当がつくようになる。その場所を見つけたら、価値のありそうな流木を選び出す。“狩り”の要素を含んでいるのがこの副業の魅力なのだ。
大型で色が白っぽい流木は、家具やオブジェの専門店・工房に。一方、小さめのサイズの流木は、近所のペットショップや熱帯魚専門ショップにせっせと持ち込むのがよい。
ただし、お店の主人とは初対面の人間が、突如たくさんの流木を抱えてショップに持ち込んでも、買い取ってもらうのはなかなか難しい。場合によっては、変人と思われ、警戒されてしまうおそれもある。ある程度経験を積んで、店の主人となじみになってからのほうがいいだろう。「流木拾い」の初心者は、拾った流木を一度、自宅に持ち帰って、ネットオークションに出品するという手っとり早いやり方もある。
では、どれぐらいの稼ぎになるのか。
熱帯魚(淡水)の水槽の展示用の場合、流木をグツグツ煮て塩分やアクを抜く「アク抜き」などをきちんとすれば、1本につき2000~5000円ぐらいで専門業者に買い取ってもらえる。ネットオークションでは、もう少し高い値段で売れる場合もある。1カ月で平均すると3万~6万円ぐらいの稼ぎになる。元手がゼロで月6万円の収入になるのだから、かなりおいしい副業と言えるだろう。
◆プロフィール 門倉貴史(かどくら・たかし) 71年生まれ。95年慶應大学経済学部卒業後、銀行系シンクタンク入社以来、エコノミスト畑を歩む。現在、BRICs経済研究所代表。専門は先進・新興国経済、地下経済、労働経済学、行動経済学と多岐にわたる。
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