スポーツ
Posted on 2026年03月15日 09:15

阪神・藤川球児監督が構築する「新・勝ちパターン」は相手チームを幻惑させる「七変化スタイル」

2026年03月15日 09:15

 WBCの喧騒をヨソに、開幕が近づくプロ野球において、セ・リーグにおける「阪神連覇」はひとつの大きな関心事だ。藤川球児監督は2年目の今季、どんな采配を展開するつもりなのか。

 藤川監督の考え方の一端が垣間見えるのが、オープン戦だ。昨年31セーブの岩崎優を守護神に据えつつ、モレッタや及川雅貴ら終盤候補の投手が試合ごとに顔ぶれを変えながら起用されている。左アキレス腱断裂で石井大智が長期離脱したことも、ブルペン編成に影響を与えている。工藤泰成や木下里都ら右の速球派の台頭の余地を残しつつ、開幕に向けてベストな組み合わせを探っている段階だ。
 藤川監督は勝ちパターンの早期固定を否定しており、開幕後の状況を見ながら柔軟に運用していく考えを示している。

 阪神ファンならすぐにわかることだが、この姿勢は岡田前政権とは大きく異なるものだ。岡田彰布前監督は2023年の日本一を、打順や役割を大きく動かさない「我慢の野球」で成し遂げた。遡れば岡田第一次政権では、いわゆる「JFK」という絶対的勝ちパターンを確立させ、ライバル球団を参らせている。藤川監督は鉄壁トリオの「F」だった。

 藤川監督はそれとは対照的に、状況に応じて選手を入れ替えながら、チームを動かしていく傾向がある。終盤の継投も試合ごとに顔ぶれが変わることがあり、評論家筋からは「見切りが早い」という指摘が出るほどだ。自らが実体験した、岡田時代の「JFK」のごときパターンには固執していないようで…。
 打撃面でも似たような対比が見てとれる。四球を重視し、打順を動かさなかった岡田前監督に対し、藤川監督は打順変更や1軍、2軍の入れ替えを積極的に行う。
 
 2005年のリーグ優勝を最前線で支えた剛腕投手が、今度は監督としてブルペンに指示を出す。前監督とはまた違う手法で構築する「新たな勝ちパターン」はさながら、相手チームを幻惑させる「七変化」の様相を呈している。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年04月25日 08:30

    ある50代の男性は、自分のスマホから見知らぬ番号へ何十件もSMSが送られていたことに、翌月の明細を見るまで気付かなかった。画面はなんら変わっていない。LINEも電話も普通に使えていた。それなのに、スマホは他人の「道具」として使われていたのだ...

    記事全文を読む→
    社会
    2026年04月24日 07:00

    本サイトは4月21日に〈「4.20北海道・東北地震」今回の後発地震注意情報は「かなりヤバイ」!「震度7」「30メートル大津波」で死者20万人の「割れ残り固着域」〉と題する記事を公開し、次のように警鐘を鳴らした。4月20日夕刻に発生したM(マ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年04月24日 11:30

    まさに「泣きっ面に蜂」である。ほかでもない、「後発地震」と「山林火災」と「クマ出没」という、未曽有の「三重苦」に見舞われている岩手県大槌町の被害実態だ。町民の心胆を寒からしめているコトの次第を、時系列に沿って追ってみると…。三陸のリアス式海...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク