スポーツ
Posted on 2015年04月09日 17:56

サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「レッツゴードンキが今度こそ勝つ」

2015年04月09日 17:56

20150416a

 2015年のクラシックがいよいよ開幕する。今週は阪神で「桜花賞」が行われるが、3戦3勝の無敗馬3頭の他、阪神JFの上位勢が顔をそろえる混戦模様。はたして、1冠目を手にするのはどの馬か、大注目の一戦だ。

 マルセリーナからハープスターまで。クラシック第1弾・桜花賞は、目下のところディープインパクト産駒が4連勝。この猛威は今年も続くのだろうか。

 これが1つの焦点であることは間違いないが、前走のきさらぎ賞で牡馬を一蹴、土つかずの3連勝を飾ったルージュバックを筆頭とする、多彩な顔ぶれによる興味尽きない大一番と言っていいか。

 このルージュバックと人気を分け合うだろうクイーンズリング(これも3戦全勝)は、ともにマンハッタンカフェ産駒。続いて高い評価を得る関東馬キャットコインにココロノアイは、あの3冠馬オルフェーヴルと同じステイゴールド産駒である。

 ではディープ産駒の5連覇は阻まれそうでもあるが、どっこい抽選待ち(3分の2)のミッキークイーン、ローデッドを含め7頭がエントリーしている層の厚さ。穴党でなくとも目移りしてしまうだろう。馬券的にもおもしろい一戦だ。

 難解なGIだけに、まずデータをひもといてみようか。03年に馬単が導入されて以降を見てみると、1番人気は4勝(2着4回)。2番人気も4勝(2着3回)。ということは1番人気か2番人気のどちらかを主力に置けば、だいたいいいわけで、比較的堅いGIと捉えてよさそうだ。

 が、08年は、とんでもない大穴が飛び出している。勝ったレジネッタは12番人気。2着エフティマイアは15番人気。馬単、馬連とも俗に言う“ハネ万”で、3連単は700万円強だった。目下6年連続で馬連、馬単とも万馬券が出ていないだけに、今年あたりは、という気がしないでもないが‥‥。

 ということで穴党としては、ちょっぴりひねってみようかと思っている。最も期待を寄せたいのは、レッツゴードンキだ。

 2歳女王を決する阪神ジュベナイルFは、ショウナンアデラの強襲に僅差屈したが、2着を確保。新馬戦以外で勝ち鞍はないものの、その後の4戦全て重賞挑戦で【3】【2】【2】【3】着という堅実さを誇っている。

 能力の高さは確かなのに決め手不足と見られてか、有力候補にあげられながら評価はイマイチのようだ。が、穴党としては、そこがつけめとなる。相手なりに走る勝負強さを買いたいのだ。

 前走のチューリップ賞を振り返ってみようか。ペースが遅いと見てか途中からハナに立ったが、3カ月ぶりの実戦で気負う面もあった。そのまま押し切るかとも見られたが、ゴール間近で失速。久々ということで仕上がり途上。やむをえない結果でもあった。それでも勝ったココロノアイとは、コンマ3秒差の3着。力があればこそのふんばりと言っていい。

 この中間は順調そのもの。1週前の追い切りも軽快かつリズミカルに動いていた。

「使われたことで間違いなく良化している。力を出せる状態にある」

 梅田調教師は、こう仕上がりのよさを強調する。

 ならば今度こそだ。近親に特に大物はいないが、世紀の名種牡馬ミスタープロスペクターの3×4(奇跡の血量)という近親配合馬(このへんが強さの秘密)であるところが魅力。晴雨にかかわらず中心視したい。

 ディープ産駒ではアンドリエッテコンテッサトゥーレ。ともに強烈な末脚が身上で“一発”十分。 穴は、最有力候補両馬と同じマンハッタンカフェ産駒のアースライズ。2頭分の抽選枠に運よく入るようなら大いに注目だ。わずか2戦で英ダービーを制したモーストン、同じ英ダービー馬ブレイクニーなど、近親に活躍馬が多数いる良血。軽視は禁物だ。

◆アサヒ芸能4/7発売(4/16号)より

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク