芸能

日テレ・上重アナだけじゃない?アナウンサーの「ズブズブ利益供与」の実態とは?(2)女子アナへの“無償提供”はよくあること

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 そんな騒動の余波もさることながら、こうなると気になるのは、「利益供与で甘い汁を吸っている」のは上重アナだけなのかという疑問。アナウンス業に詳しい関係者たちの話を聞くと、もちろんそんなことはなく、人気の美女アナたちもスポンサー企業と「ズブズブの関係」にまみれている、という証言が次々と飛び込んでくるのだ。

 元フジテレビアナウンサーで、現在はフリーとして「バラいろダンディ」(TOKYO MX)のMCなどで活躍する長谷川豊氏が語る。

「アナウンサーやタレントが、日常的に企業から利益供与と受け取れる行為を受けているケースはよくあります。例えば、アパレル企業がブランド服を衣装として無償提供することもあります。今はアナウンサーがブログやツイッターで情報発信している時代。番組出演した時に着用したものをブログなどで宣伝してもらうだけで、CM以上の効果が望めるため、企業側としてはいい宣伝媒体なのです」

 キー局のアナウンサーは22歳で入社したら問題を起こさないかぎり、38年間テレビに出続ける、いわば長寿の“タレント”。テレビからいつ消えるかわからない有名な歌手や俳優よりも、企業にとって重宝される存在だという。

「番組内で女子アナが新商品について、『これはとても使いやすい』などと、ひと言ホメただけで、翌日にはその商品が入った段ボール箱がアナウンス室に届くことは珍しくありません。また忘年会シーズンには、人気テーマパークから何十枚もペアチケットがタダで提供されることがありました。その見返りとして、新しいアトラクションが完成したらテレビ中継で紹介します。悪く言えば癒着、よく言えばwin-winの関係ができていると言えます」(長谷川氏)

 人気バラエティ番組「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京)では、こんな場面があった。

 6年前に東京・大森をロケしていた時、当時、同番組のレギュラーだった大江麻理子アナ(36)に、さまぁ~ずの三村マサカズ(47)がこう質問した。

「そろそろワキ汗の季節じゃないの?」

 夏になると、大江アナが大量の汗をかくのは“番組名物”として知られ、大江アナファンの視聴者の楽しみだった。だが大江アナはてれた表情で、

「ワキ汗をかいてもにじみ出さないTシャツをワコールさんにいただいて‥‥」

 と、“裏切り”の返答。そのせいもあってか、ネット上では、「大江アナは、ワコールの宣伝をしているのか?」と、その商品提供が問題視されたほどだった。長谷川氏が言う。

「女子アナへの無償提供は、化粧品もよくありました。新商品が毎日のように各個人の机に届きます。メイク室でも化粧から髪の毛のセットまでスタイリストにお任せ。一方、男性アナは衣装の用意から髪のセットまで全部自分たちでやることも多いので、待遇は全然違いますね」

 常日頃から「清廉性」を求められる女子アナは、フリーに転向すると、化粧品や美容関連のCMへの出演依頼が多い。そこで受ける「オイシイ待遇」について、化粧品会社で広告を担当する女性がこう話す。

「シャンプーの宣伝に起用した時、女子アナだった方は不規則な生活を送っているので、髪が傷んでいることがあります。それで、『天使の輪』ができるほど艶を出すため、約3週間前からエステに通ってもらい、VIP待遇のサービスを受けています」

 当然、費用は会社が全額負担していたという。

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