芸能

大団円から半月、いまだに紛糾している「天皇の料理番」の終わり方

20150723tenno_ryoriban

 7月12日放送の90分スペシャルで幕を閉じたドラマ「天皇の料理番」(TBS系)。全12話の平均視聴率14.9%で、これは今年の民放連続ドラマの最高記録だ。巷の意見もおおむね好評だったが、その一方でクライマックスに対しては不評の声も少なくなく、いまだにファンの間で紛糾しているという。

「前半でがっつり心を鷲掴みにされましたが、いくら拡大版スペシャルがあったとはいえ、13回にまとめるのには無理がありました。後半は軽く10年、20年が過ぎていきましたからね。もっと篤蔵の仕事人としての描写やエピソードを盛り込んでほしかったですね」(テレビ誌ライター)

 ネット上では、「日本一の料理番という夢が主軸だったのに、後半、あれこれ広げすぎて軸足がばらけた感がある」「秋山氏が著書でたびたび、天皇陛下へのリスペクトあふれるエピソードを書いているのに、それが足りなかった。陛下のために、という直情的な行動に見えた」と手厳しい意見が並ぶ。

 これに対して、テレビ誌記者はこう見る。

「スポンサーや番組編成の事情もありますが、終了して2週間が経つのにこれだけ話題が続くのなら、開局記念のスペシャルらしく、半年にわたって放送するような重厚なドラマに挑戦してみてもよかったかもしれませんね」

 ファンのワガママな声も「天皇の料理番」が素晴らしかったからこそ。やはり、成功裏に終わったと誇ってよい作品だったのだ。

(大門はな)

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<老人性乾皮症>高齢者の9割が該当 カサカサの皮膚は注意

    330777

    皮膚のかさつきを感じたり、かゆみや粉をふいた状態になったりすることはないだろうか。何かと乾燥しがちな冬ではあるが、これは気候のせいばかりではなく、加齢による皮膚の老化、「老人性乾皮症」である可能性を疑った方がいいかもしれない。加齢に伴い皮膚…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「わかめラーメン」新CMにゆうちゃみ起用で思う「廃業危機ラーメン店」を救うのはギャル
2
太川陽介が舌好調で明かした妻・藤吉久美子への「暴君ぶり」自宅での料理で激怒した
3
NHK番組は終了…とんだトバッチリでしばらくは新規起用が見送られる「新しい地図」の悲運
4
甲子園出場「21世紀枠」に負けたのは末代までの恥/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
5
巨人・久保康生巡回投手コーチが田中将大「魔改造計画」でつけた「注文」