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記事全文を読む→ソフトバンク・工藤公康 V当確の裏にあった“広岡式管理野球”!「圧倒的な強さの理由とは?」
ソフトバンクがブッチギリの快進撃を続けている。このままのペースで勝ち進めばシーズン90勝の可能性もあり、最短の「Xデー」は9月上旬とされる。就任1年目の指揮官の選手操縦法とはどんなものか。
貯金39、2位・日本ハムとはゲーム差9.5、リーグ最多得点に最少失点、チーム打率と防御率もリーグ1位(いずれも8月27日現在)。西武・秋山翔吾(27)と3割7分前後の攻防というハイレベルな首位打者争いを繰り広げる柳田悠岐(26)の活躍も大きな話題である。その強さの理由について野球評論家の一人は、
「年俸総額は12球団トップの46億円強。これだけ豊富な戦力があれば、監督が何もしないでも勝てますよ」
と、皮肉交じりの指摘をする。だがその一方で、
「オリックスはあれだけの大補強をして失敗した。巨大戦力をコントロールするのも監督の手腕」
と話す球界OBもおり、工藤公康監督(52)の手腕に対する評価が高まっているのも事実だ。
先日、福岡・博多で王貞治球団会長(75)と、巨人時代から親交の深いフリーアナ・徳光和夫(74)のトークショーがあった。その際、徳光が工藤采配について、ズバッと「王さんから見て、工藤采配の何がいいんですか?」と質問をぶつけている。すると王氏はこう答えた。
「ピッチャーの使い方が、私や(前監督の)秋山(幸二)とは全然違うよね。辛抱できる。投手出身の監督だから、そのあたりの調子や気持ちがわかるんでしょうね。私も秋山も野手出身だから、(交代を)我慢できずに苦労したから(笑)」
ソフトバンクの監督として、ともにリーグ優勝3度、日本一2度の結果を残している王氏や秋山氏を「超えた」と、お墨付きをもらったのも同然だ。王氏が絶賛した投手起用について、ベテランのスポーツ紙記者が補足する。
「先発投手を引っ張って長く投げさせます。よほどのことがないかぎりローテも崩しません。それと森唯斗(23)、五十嵐亮太(36)から抑えのサファテ(34)につなぐ勝利の方程式がソフトバンクの強みですが、彼らの疲労度も考えて、中継ぎに関しては勝ち試合、負け試合の区別をあからさまには決めていないんです。気持ちを腐らせない。正直、秋山監督の時は中継ぎ陣からかなり不満が出ていましたが、工藤監督になって、それが解消されました。選手の乗せ方がうまいですよね」
工藤監督は選手とのコミュニケーションも直球勝負。思ったことがあれば、試合中でもわざわざベンチの端のほうに座っている投手の近くまで行って「説教」をする。
松坂大輔(34)が右肩を手術したことが8月20日に発表され、今季絶望となったが、工藤監督はその松坂とも膝を交えて何度か会談を持っていた。みずからも肩、肘を痛めた経験があるだけに、監督目線というよりも元投手の先輩という態度で接したという。
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