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気分転換と実益を兼ねて、
【9】ギャンブルをするなら「競馬」か「宝くじ」か?
「ギャンブルというのはお金をかけるリスクによって緊張感が生まれて、それが『損をしたくない』『できれば勝ちたい』という意欲につながる。軽度のものであればストレスは脳を程よく活性化させます。そう考えると、宝くじは単なる偶然なので、さほど脳も使わないのでは。競馬はデータをあれこれ調べながら、どの馬が来るのかを必死に考えますし、そこには思考と選択がある。脳にとっては競馬のほうが断然いい」
好きなメロディに浸るのも、万人共通の趣味。
【10】音楽を聴くなら「懐かしの演歌」と「人気の新曲」のどっちがいい?
「この曲がヒットした頃はあんなことをしていたなぁ、と振り返る。誰でもそんな経験はあるはずです。知っている曲は過去の体験として耳に入ってくるため、なかなか歌詞をかみしめることがありません。それでは過去を振り返るだけで、脳への刺激はほとんどない。ところが、歌詞をかみしめ、自分が主人公になった気分で情景を想像してみると、脳は大きな刺激を受け、さらに歌詞をしっかり歌うと左脳が活性化します。どんな歌かというより、聴き方ひとつで脳への影響は異なるということです」
カラオケを歌う際は「人気の新曲」に挑戦すべきで、
「懐かしい演歌も過去の記憶を思い出すことで脳には有効ですが、新曲を歌うほうが、より流行に敏感に反応しているという意味で、脳への刺激は大きくなる」
新しい世界に目を向けることが必要なのだ。そして中高年の趣味の王道といえば、
【11】「ゴルフ」と「釣り」どっちをやるべきか?
「それぞれに利点はあります。ゴルフはコースに出て歩くことで程よい運動効果が得られますし、気の合う仲間とラウンドすればコミュニケーションも盛んになります。一方、釣りはたいがい1人です。コミュニケーションもなく、刺激もありません。ところが、魚をひたすら待ち、水面の浮きをじっと見つめている時間というのは、脳にとてもいい効果をもたらすんです。これは瞑想に近い状態で、脳を大いに活性化させる。しかも釣った魚で料理をして周囲にふるまったり、写真を撮ってブログにアップすれば、楽しみも広がる」
米山氏はこう総括する。
「認知症の特効薬ができていない以上、その時が来るまで発症を遅らせるしかない。そのためには一度、自分の日常を見直し、脳が活性化できるよう積極的に習慣を変えていくこと。結局は、ちょっとしたくふうと努力の積み重ねが予防につながる。それに尽きます」
手遅れになる前に、ぜひ実践してみるべし。
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