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記事全文を読む→名作ドラマ“至高の最終回”の謎を総直撃!(6)「<1975年9月26日・悪魔のようなあいつ>荒木一郎」
三億円事件の時効が迫った75年、そのドラマは始まった。沢田研二が犯人役で、職場の元上司に扮したのが当時32歳の荒木一郎だ。長らく封印されていた“幻のドラマ”には、どんなエピソードがあったのか──。
沢田研二が歌う「時の過ぎゆくままに」に乗せ、エンディングに「時効成立まで、あと○○日」のテロップがかぶさる。68年12月10日に発生し、日本中に衝撃を与えた三億円事件をドラマ化するという試みに、大きな注目が集まった。
荒木は、演出の久世光彦氏から指名を受けての出演となった。
「俺と沢田、それに藤竜也の3人の関係性を軸にして描いていくということだった。俺と藤竜也がそれぞれに沢田を光らせられるかということだ」
荒木は、沢田扮する可門良が働いていた「八村モータース」の八村八郎役、藤は同じ孤児院で兄弟のように育った野々村修二役。
その後の良は、野々村が経営するクラブ「日蝕」で弾き語りをしながら、裏では男娼の仕事も請け負う。そのため、生々しいベッドシーンが続き、物議を醸すことになった。
「前半は、やっていておもしろいと思ったよ。3人の色の違いがよく出ていたし、俺の奥さん役の安田(現・大楠)道代ちゃんとは、昔から仲よしだったし」
一筋縄ではいかない役者がそろっているため、現場では予期せぬことが起きた。荒木と旧知の仲である若山富三郎は、良を犯人と見て執拗に追う白戸刑事に扮していたが──、
「今だから言うけど、若山さんが実際の拳銃を持って来て『本物でやらないとダメだ』って言うんだ。俺、若山さんに『芝居における本物って意味が違いますよ!』って怒ったよ。弟の勝新太郎さんも同じような考えの人だけど、俺は両方と仲いいから遠慮なく言えるんだけどね」
シンガーソングライターや音楽プロデューサーとしても非凡の才を持つ荒木は、本作のカメラワークに対して「もっと右」など堂々と意見する。
「すると藤竜也が『お前が主役じゃない』とボソボソ言うんだよ。こいつ、わかってねえなと思って、久世さんに『バカと一緒にやってられない』と言ってやったよ」
最終回のテロップは「時効まであと75日」となっている。本来は時効の直前までドラマは続く予定だったが、脚本の長谷川和彦氏によれば「視聴率の低迷」で繰り上がった形だ。そのため、荒木には「前半と後半がまるで別物」に思えた。
三億円を死守しようとする良は、脳の病で錯乱状態になりながら、ライフルを放って立てこもる。
妻の妊娠が良の子であると知った八村は、その手で妻を絞殺し、全身にダイナマイトを抱えて良のもとへ向かう。そして、壮絶な爆死の瞬間を迎えた。良もまた、三億円の札束が舞う中で刑事の銃弾を浴び、血まみれになりながら不敵な笑いを浮かべる。
「後半はいろんなものを詰め込みすぎて、バラエティみたいな形になってしまったね。自分としたら最終回はもうひとつと思ったけど、打ち上げでカメラスタッフが全員隣に座って、指示を出してくれたのがうれしかったって言ってくれたよ」
30年近く再放送もソフト化もなかったが、近年はDVDやCSで視聴の機会が増え、新たな評価を得ている。
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