事件

親分紳助が抱いた芸能界の「愛人」たち(1)「超人気グラドルがバイブを持って楽屋を訪ねて…」

 島田紳助が芸能界で築き上げたのは、ヤクザ組織と見まごうばかりのファミリーだった。いわば親分として頂点に君臨し、盃を交わした子分たちの後ろ盾となる。会見ではいささか歯切れの悪かった紳助だが、「紳助一家」を構えていたつい2週間ほど前までは、向かうところ敵ナシだったのである。

 引退時点でレギュラー本数6本を誇り、全ての番組で視聴率を荒稼ぎ。島田紳助(55)はテレビ界で絶大な力を持っていた。そんな権力者のもとには、数え切れないほどのオンナたちが集まってきたものだ。仮に見返りを求められたとしたら、彼女らは〝親分〟に逆らうことができただろうか──。

 8月23日に行われた紳助の電撃引退会見を受け、ゆかりのあるタレントたちは次々とコメントを発表した。中でも目立ったのは、ブログや会見で
「紳助さんがいなければ現在の自分はいなかった」という感謝の意を思い思いの表現で吐露した「クイズ!ヘキサゴンⅡ」(フジテレビ系)の出演者たちだった。
 スザンヌ(24)、里田まい(27)、木下優樹菜(23)の3人は同番組で紳助から「おバカ」と揶揄されたことで人気者に成り上がった。
 その過程では、それぞれに紳助との深すぎる関係が築き上げられていたのだ。 スザンヌを知るテレビ関係者が言う。「彼女と共演することの多かった女性タレントが『スザンヌちゃんは紳助さんのペットだから』と話していたのを見たことがあります。スザンヌは『ペットはご主人様には逆らえないもんねー』と笑っていましたね。冗談半分だったとは思いますが、どうにも意味深でした」
 里田に関しては所属事務所関係者が、
「『紳助さんは見返りを求めるからな』と苦笑いしていたことがあった。紳助は番組で彼女のスタイルのよさを絶賛するなどメロメロだった時期がありましたが‥‥」(芸能記者)  木下は紳助の寵愛を受ける一方で昨年、「ヘキサゴン」で共演した紳助の後輩芸人・藤本敏史(40)と結婚した。
「紳助がかわいがる木下と〝イイ仲〟になってしまった藤本は、交際を報告する的には、結婚というきちんとした形でケジメをつけたのでしょう」(スポーツ紙芸能デスク)
 紳助は気に入った女性タレントがいると、積極的に自身の番組に起用した。その構図で「愛人関係」を疑われる女性タレントも多かったが、「最年長グラドル」ほしのあき(34)もその一人だ。
「過去に2人の不倫関係を臭わせる記事も出ましたが、数年前にはバラエティ番組で、紳助とほしのが抱き合っている姿を後輩芸人が目撃してしまうという『ドッキリ』が放送された。以前から噂があっただけに、その関係がリアルに映ったのでしょう。だまされた芸人は紳助に見つからないよう身を隠して、本気で震えていました」(芸能記者)

女子アナとの密会説も出た

 89年に女優・渡辺典子(46)とのお泊まり不倫を報じられたのをはじめ、紳助の女性関係は派手に噂され続けてきた。
 噂の域を出ないものも少なくないが、07年には熊田曜子(29)との「沖縄密会」がまことしやかに報じられている。
「熊田の写真集撮影が沖縄のリゾート地で行われ、撮影の合間、熊田が休憩する部屋に、仕事とは関係のない紳助の姿があったという目撃談です。密室で2人きりだったといいます。本人は否定したものの、そんな記事が過去にあったからか、その後も東京や大阪に紳助が所有するマンションで熊田の姿を見た、などという話があとを絶たないんです」(芸能レポーター)
 程度の差こそあれ、共演するグラドルたちと紳助は親密になるケースが多いようだ。そして、グラドル側にも紳助に近づきたい思惑があるのだろう。
 バラエティ番組スタッフがその最たる例をあげた。
「超人気グラドルが紳助さんと初共演した際、バイブを持参して楽屋に挨拶に赴いた。『失礼します。ご指名ありがとうございました』とデリヘル嬢を気取り、紳助さんの覚えがめでたくなったといいます。その後、とある宴席の場でそのグラドルは、後輩芸人らが見守る中、紳助さんの座るテーブルの下に潜るよう命令されていたとか‥‥」
 5月に亡くなった上原美憂さん(享年24)にも、紳助はご執心だったという。
「一部報道で、彼女の遺書らしき走り書きに紳助の名前が書かれていた、とありました。実際、紳助が彼女の交遊関係を把握したうえで発言したのか、『関東連合が怖かったら俺とつきあえ』と口説いたことがあるそうです。有名な暴走族の連合体にもひるまない言葉を口にできるのも、バックについている組織の大きさゆえでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)
 グラドルといえば、「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系)のロケアシスタントを務めていたグラドルとの不適切な関係が取りざたされたこともあった。が、同番組絡みでは他にも、アシスタントの吉田真由子(37)との関係を疑う声も出ている。
「収録の合間に、スタッフがいぶかるほど体を密着させて親しげに会話をしている。そうしたスタッフに、紳助さんは冗談めかして2人の仲が深いようなことを言うのですが、にわかにはジョークとも思えない雰囲気なんです」(テレ東関係者)
 前出・芸能レポーターが語る。「現在、フリーで活動する小林麻耶アナ(32)との関係を疑った複数の週刊誌が、不倫密会をスクープしようと動いた時期もあります。しかし結局、決定的証拠は出てきませんでした。とにかく、紳助の周辺には常に愛人疑惑が渦巻いている。本人はこうした話題に対し、『ウソが多い』『もう、この年でそんなことしない』と周囲に話していますが‥‥」

深夜に自宅まで行く関係

 07年5月、藤原紀香(40)と陣内智則(37)の結婚披露宴が行われた。
「当日、祝辞を読んだ紳助さんが大号泣したんです。顔をくしゃくしゃにしたあまりに尋常ではない泣きっぷりに、出席者の中からは紀香さんとの仲を疑う声まで出ていた。かつて彼女が初めて写真集を出した際には、深夜に直接、紳助さんの自宅まで持参したほどの関係といいますから、結び付きの強さは相当なものなのでしょう」(民放局関係者)  紳助は藤原がブレイクする前に「クイズ!紳助くん」(朝日放送)で初代アシスタントに抜擢していた。それだけに、藤原の晴れの舞台によほど感情を揺さぶられる思いがあったのだろう。
 というのも親分・紳助は、慕ってくるタレントたちの面倒をトコトン見たというのである。
「AV出演歴もある無名のタレントがいて、彼女は紳助さんの番組にその他大勢のようなアシスタントで出演していた。そんな彼女が仕事の相談をしようと紳助さんに直接電話を入れると、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)のVTR出演が、即、決まったんです」(そのタレントの知人)
 親分として威光を発揮するのは、何も女性タレントに対してばかりではなかった。例えば、ヘキサゴンファミリーの上地雄輔(32)は、紳助の引退についてブログで、 〈しんすけさんは、誰がなんと言おうと、何を言われようとオイラの父ちゃんです〉
 などと仰々しいまでの言葉を使って悲しんだ。
 2人の関係を知るフジテレビ関係者が明かす。「もちろんブレイクさせてくれたことがそもそもの恩義ですが、上地が共演者とひと悶着あった際に紳助が間に入って騒動を解決したことがあって、ますます忠誠心が上がったようです。とはいえ紳助のほうは、上地の父親が小泉純一郎氏の後援会筋で、一声かけると大きく票を集めることを知って上地に近づいたのでは、との見方をされている。政界進出に色気を見せているようでしたしね」
 子分、愛人たちを残し、紳助は芸能界を去った。それでも彼女らは、親分を慕い続けるのだろうか。

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