政治

米・トランプ大統領が「第3次世界大戦」を引き起こす日!(1)トランプパイプを持つ閣僚

20161124a1st

 史上最大の番狂わせが起きた! アメリカ大統領選挙で「泡沫候補」だったトランプ氏が、下馬評を覆してクリントン氏を撃破。これまでの「過激発言」が実行されれば、世界各国でパニック状態になるのは必至。「核」のボタンまで手にした、米「最凶」の新大統領が「第3次世界大戦」を引き起こす日が近づいているのか──。

「我々の大統領ではない!」

「人種差別主義者だ!」

 11月9日夜、全米各地で「反トランプ」派のデモが吹き荒れ、参加者たちが不満を爆発させた。だが、どれだけ声をからしても“結果”が覆ることはない。初の女性大統領を目指した民主党のヒラリー・クリントン氏(69)を破り、共和党のドナルド・トランプ氏(70)の第45代アメリカ大統領就任が現実となった──。

 選挙戦終盤までクリントン氏が有利という事前予想が伝えられていた。トランプ氏を取り巻く環境は厳しく、選挙資金はヒラリー氏の半分ほど。味方であるはずの共和党は分裂状態で、さらにアメリカの有力紙のうち「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」をはじめ、57社がクリントン氏を支持。トランプ支持は、わずか2紙の新聞社のみだった。

 反トランプのメディアスクラムにより、大々的なネガティブ・キャンペーンが連日のように展開されたが、トランプ氏は過半数の270人を上回る選挙人を獲得した。経済評論家の渡邉哲也氏が逆転勝利の背景を説明する。

「人権問題や差別主義者などのレッテルをメディアが貼っただけで、トランプ氏はアメリカ人の本音の代弁者だったのです。不法移民を追い出せという発言も、当たり前の話。アメリカが自国の利益最大化を望むのは当然でしょう。世論調査と選挙結果の乖離は、アメリカ人の本音と建て前の部分が明確に出たということ。表向きは支持を言わずに、投票した人が大勢いたからです。自分たちに都合の悪い言論を封じ込めていましたが、この結果で多くのメディアがその資質を全否定された形です」

 軍も含めて公職経験のない「政治の素人」が超大国トップの椅子に座り、世界各国は大慌てで対応に追われている。

 特に日本政府関係者は、クリントン氏が勝利すると分析していた。9月に安倍晋三総理(62)が訪米した時も、トランプ氏とは会わず、クリントン氏と会談をしていたのである。

「今年に入って安倍総理は外務省などに、いちおうトランプ氏の情報収集をするように指示を出していました。それでも大統領になるとは思っていなかったようで、当選後、安倍総理が『話が違う!』と外務省関係者にグチっていました。パイプを持っていた麻生太郎財務相(76)が、トランプ氏側と調整を進めて11月17日にニューヨークでの初会談を何とか取り付けることができました」(官邸担当記者)

 それでも主要な政府関係者の中で、トランプ氏側とパイプを持っている人物はほとんどおらず、新たな「日米関係」を築く必要性に迫られている。

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法
4
フジテレビ井上清華「早朝地震報道で恥ずかしい連呼」をナゼ誰も注意しない?
5
巨人の捕手「大城卓三と小林誠司」どっちが「偏ったリード」か…大久保博元が断言