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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「三遊亭好楽」(2)独演会でも「笑点」ネタは鉄板ですか
テリー 僕、何年か前まで林家たい平師匠とラジオのレギュラー番組をやらせてもらっていたんです。「笑点」に出てからのたい平師匠の認知度は、その頃と比べるとすごいことになりましたよね。
好楽 ええ、今は超売れっ子で、大忙しですよ。
テリー 今年は「24時間テレビ」でマラソンも走ってたしなァ。
好楽 こっちから仕事を頼んでも、「あ、すみません、師匠、ちょっとあいてないです」って。
テリー やっぱり「笑点」に出ると、高座の雰囲気も変わるものですか? たい平師匠から「(「笑点」に出てから)地方公演に行った時に、お客さんを温める必要がない」って聞いたことがあるんですけど。
好楽 ええ、本当ですよ。普通なら、まず自己紹介やらで10~15分くらいかけてお客様のムードをほぐして、マクラで笑わせなきゃいけないんです。ところが、「笑点」に出ていると、出て行ったとたんから「ワーッ!!」と大歓声で迎えられますからね。
テリー 野球で言うところの、肩を温めるウオーミングアップが必要ないんですね。しかもお客さん、テレビで観慣れてるから、親近感も強いんだろうなァ。
好楽 特に最近は、不思議な現象が起きていて。「笑点」メンバー1人だけでも、今は会場が満員になっちゃうんです。
テリー えっ、前は違ったんですか?
好楽 ええ。以前はお客を集めるのが大変で、歌丸、円楽、好楽の三人会とか、あたしと小遊三の二人会みたいに、何人かまとめて呼ばれることが多かったんです(笑)。それが今は、1人でも2500人クラスのホールが満員になるんですよ。こういう状況はビックリなんですが、本当にありがたいですね。
テリー しかも、それが最近の話っていうのがすごいですね。あ、それじゃ、今まで人数分で分けてたギャラも、独り占めじゃないですか!
好楽 アハハハハハ! それはそうですね。
テリー これはもう、ギャラの札束が入った袋が、テーブルの上で立っちゃうんでしょう?
好楽 立ってない、立ってない(笑)
テリー だけど、それって要するに独演会になるわけだから、逆に大変ですよね。落語会って、普通はどのぐらいやるんですか?
好楽 トータルで90分ぐらいですね。
テリー 1人で90分しゃべりっぱなし! となると、古典落語だけじゃもたないですよね。
好楽 古典は1つぐらいで、あとは新作落語や人情噺とか、いろいろやります。
テリー あと、やっぱり「笑点」の話も期待されちゃうでしょう?
好楽 それはマクラで話しますね。出演者の話はもう、ドッカンドッカン受けるんですよ。
テリー 「山田(隆夫)君は性格が悪い」とか?
好楽 フフフ、「木久ちゃんはバカ」「小遊三はスケベだ」「円楽は腹黒い」みたいな感じでね(笑)、それだけでもずいぶん喜んでくださるんです。
テリー そりゃもう「待っていました!」って感じでしょうからね。
好楽 どんな方が聞いても通用する「笑い」になるんですよねェ、これが。
テリー 聞けば聞くほど、「笑点」まさに恐るべし、ですね。
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