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「とりあえず、ダンカンのとこ行け」
20年ほど前、収録スタジオ前で殿に弟子入りを直訴したわたくしは、“生ビートたけし”と対峙した瞬間、あまりの緊張から、中学時代の癖であった吃音が再発してしまい、「弟子にしてください」とはすんなり言えずに、「ででででで‥‥」と、ノッキングしたまま、殿の前を通り過ぎるという、大変なヘマをやらかしてしまったのです。が、殿はそんな不気味な吃音青年に対し、
「何だ? あんちゃん、弟子入りか? とりあえず楽屋来い」
と、優しく楽屋に招き入れ、話を聞いてくれたのでした。そして、たどたどしく弟子志願の想いを伝えると、冒頭の言葉を言い放ったのです。あの頃のたけし軍団は、弟子入り志願者はまず、ダンカンさんの所に預けられ、どんなヤツか様子を見る、“弟子・お試し期間”がありました。
で、人生で最も緊張した“弟子入り直訴”の際、殿と交わしたやりとりは、わたくし、今も鮮明に覚えていますが、それは軍団の兄さん方もやはり同じだと言います。現在も“変わらず裸がユニホーム”な井手らっきょさんの弟子入りの際の、殿とのやりとりはもう最高です。
もともと井手さんは、殿の弟子になる前、ものまねを得意とする“ちょっとハンサムな正統派のピン芸人”としてすでに活動されていて、その実力により、太田プロにスカウトされた方でした。軍団のほぼ誰もが、素人として殿の元へ弟子入りしプロになったのに対し、井手さんは、ハナっからプロだったわけです。
そんな、ピンで活動されていた井手さんは、ある日、同じ事務所に所属する、当時すでに大人気芸人となっていた殿が草野球をするため、野球経験者を探していると聞き、殿のチームに、一タレントとして参加します。その時、井手さんは円形脱毛症を患っており、そのハゲ部分を気にしていると、それを見た殿から、
「何だそれ? そんなの気にしないで、頭全部そっちゃえよ。そのほうが絶対おもしろいぞ」
と、アドバイスを受けたそうです。が、太田プロの“偉い人”から、「スキンヘッドなんて絶対にダメ!」と、猛烈な反対を受け断念するのですが、その後も殿は会うたび、「頭そったほうが絶対面白いし、売れると思うけどな」と言い続け、ある日の草野球終わりに、
「今から事務所(太田プロ)に行って、俺が直接言ってやるよ」
と、殿が直々に“頭をそる承諾を、オイラがもらってやる”といった旨の発言を炸裂させると、すぐさま井手さんを連れて太田プロへ赴き、事務所の偉い人にこう言ったそうです。
「井手の頭をそって、俺んとこ(軍団)に入れようと思うんだ。絶対に売れる芸人にするから、俺に任せてくれないか」
みずから弟子入りを志願したわけでなく、殿から指名を受けて弟子になったのが、今や“ハゲと裸が定番”の、井手さんなのです。これは、大変珍しいパターンです。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!
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