芸能

天才テリー伊藤対談「原田真二」(1)高校時代は毎日が音楽漬けでしたね

●ゲスト:原田真二(はらだ・しんじ) 1958年、広島県生まれ。77年、18歳でシングル「てぃーんず ぶるーす」でデビュー。続いて「キャンディ」「シャドー・ボクサー」と3カ月連続でシングルを発売、3曲同時にオリコンベスト20入り、日本音楽史上初の快挙となる。78年発売のファースト・アルバム「FeelHappy」はオリコン史上初となる初登場1位を獲得。80年には個人事務所を設立、よりロック色の強い方向へ活動をシフト。松田聖子、小泉今日子、沢田研二、吉川晃司などへの楽曲提供やプロデュースをはじめ、CM・TV番組テーマ曲・ミュージカル音楽など多方面で活躍。2000年、心の環境整備を訴える環境チャリティー「鎮守の杜コンサート」スタート。NY国連本部・国連軍縮会議をはじめ欧米・フィリピンでの演奏も継続し、音楽を通じ、周りを思いやる優しさ「大和」の心を世界中に届ける活動を展開している。今年7月、40周年記念シングルコレクション「タイム・トラベル」発売。11月11日にはEXシアターにて記念コンサートを開催。

「てぃーんず ぶるーす」「キャンディ」など数々のヒット曲でデビュー直後から人気爆発、甘い歌声とグッドミュージックで今なお根強い人気を誇る原田真二。デビューまでの経緯や、意に沿わないアイドル扱いへの悩み、音楽シーンの未来について天才テリーに熱く語った!

テリー 原田さんがデビューしてから、もう40年もたつんですね。

原田 ええ、来月でちょうどデビュー40年です。

テリー 僕ね、原田さんがデビューした時、まるでポール・マッカートニーみたいな、こんなに新しい感性のミュージシャンが日本から出てきたことに、すごく驚いたんですよ。だからこそ、あれだけの大人気になったと思うんですけど。

原田 いやいや、そんな。

テリー しかも、ルックスもジャニーズみたいにかわいくてね。確かデビューアルバムのジャケットは、テーブルに置かれたケーキを前にしてニッコリ笑っていましたよね?

原田 やっていました。しかも、蝶ネクタイなんかしてね(苦笑)。

テリー ああいう売り方はイヤだったんですか?

原田 自分としては、ロックがやりたくて広島から上京してますから、アイドルみたいに見られることに違和感はありましたね。

テリー 当時は、どんな音楽を聴いていましたか?

原田 僕はもっぱら洋楽ばかりです。最初はテレビで「ザ・モンキーズ」を観て音楽に興味を持ったんですが、僕らの世代は中3ぐらいの時にFM局が全国に一気にでき始めて、洋楽がたくさん入ってくるんです。僕は中でもエルトン・ジョンにハマりまして、ピアノを始めました。中2でギターを始めて、コードなどの理論はある程度わかっていたので、それを鍵盤に置き換えた感じでしたね。

テリー でも、ギターとピアノって全然違うじゃないですか。どこか学校に通ったんですか?

原田 いや、まったくの独学です。例えば、和音、コードの理論とか何となく頭に入っていましたから、それを弾きながらリズムをとればエルトン・ジョンみたいな雰囲気になるぞって。

テリー その辺りからして、もう凡人とは全然違うんだよなァ。となると、高校時代は当然、バンドも組んで。

原田 そうですね。常に5、6個は掛け持っていました。エルトン・ジョンやポール・マッカートニー、スティービー・ワンダー、ちょっと系統は違いますがT・レックスなどのコピーバンドもやっていましたし、ヤマハの管楽器の先生たちがやっていたビッグバンドのオーディションを受けて、ギターで参加していたこともありましたし。

テリー 高校生でビッグバンドに? すごいな。

原田 あとはジャズバンドもやってました。高校時代はとにかく毎日音楽漬けで、引っ掛かるものは何でもやっていましたね。

テリー 資料によると、ご両親とも教育関係の仕事ですよね。そんな状況で、「勉強しなさい」とは言われなかったんですか?

原田 そうですね。成績はどんどん落ちていったんですが(笑)、何も言わず、すごく協力的でした。

テリー 優しい親御さんだな。そういう環境じゃないと、偉大な才能は伸びないのかもね。

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