芸能

市川海老蔵と小林麻耶で噂される再婚は大河ドラマにも出てくる風習だった!?

 6月に妻の小林麻央さんを乳がんで失った市川海老蔵を巡って、麻央さんの実姉であるフリーアナの小林麻耶との再婚が取りざたされている。一部の週刊誌では再婚の確率を五分五分と報じるなど、もはや再婚は確実とみる向きも少なくないようだ。

 ただ、妻の姉である麻耶との再婚には拒否感を覚える人も少なくないようで、「子供のためとか理由をつけてもダメでしょ」といった声も少なくない。ところが亡妻の姉妹と再婚することは、日本の歴史では決して珍しいことではないというのである。日本史に詳しいライターが指摘する。

「配偶者を亡くした亡夫や亡妻が、相手方の兄弟姉妹と再婚することは『もらい婚』と呼ばれ、かつては庶民や武家社会で普通に行われていました。中でも亡妻の姉妹と再婚するのは『順縁婚』と言われ、武家社会には数多くの例があります。武家の妻選びには家と家を結ぶ戦略的な側面も多く、異なる家系から後妻をめとると無用に係累が増えてしまうので、あえて避ける傾向にあったのです」

 たとえば18年放送開始の大河ドラマ「西郷どん」(NHK)に登場する名君主の島津斉彬は、甥にあたる島津忠義を養子にとり、みずからの三女と結ばせた。その三女が18歳で早世したことから、五女と再婚させたのである。他にも忠臣蔵で知られる吉良義央の父親や、織田信長から4代目にあたる織田信武など、順縁婚の武家は枚挙にいとまがないようだ。

 その順縁婚は、戦後の民法改正で家族制度が大きく変化した際にも制限を加えられることなく、法律上は問題なく容認されている。見方を変えれば文化的にも受け入れられていると言えそうだ。それゆえ海老蔵が麻耶を再婚相手に選ぶことには、何ら批判されるいわれはないのかもしれない。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身