スポーツ
Posted on 2018年01月23日 09:56

貴乃花親方「相撲革命」で掲げた「三大公約」(2)目指すは「近代的なスポーツ」

2018年01月23日 09:56

 具体的な貴乃花親方の腹案について、相撲部屋関係者が明かす。

「当時から貴乃花親方が熱心に訴えていたのが新たな相撲ファンの拡大でした。ことに若い世代から支持を集めるために狭いマス席を廃止し、カップルシートを導入するほか、子供料金を設定するなどの私案を明かしています。また、目玉プランとしては『ナイター本場所』も構想しています。現在の16時中入り、18時打ち出し(終了)が、17時半中入りで20時に弓取り式となれば、仕事帰りのサラリーマンでも本場所の幕内の取組を観戦できることになります」 

 ナイター興行は現在でも地方巡業では一部取り入れられているが、本場所ではかつて1955年秋場所で一度試されて以来、実現していない。

「もう一つ、貴乃花親方が本気で取り組んでいるのが、相撲部屋サポーター制度。貴乃花親方は子供時代にサッカー選手になる夢を持っていたが、父・大関貴ノ花から『日本のサッカーにはプロがない』とダメ出しされ、関取を目指したという逸話があるほどのサッカーファン。そこで、プロ化に成功したJリーグ方式を取り入れ、地域密着型でファンを拡大しようという考えなのです。これは従来のタニマチだけが特権的に許されていた相撲部屋の敷居を下げ、法人なら年会費10万円で部屋の後援会員となれるものです。実際、貴乃花親方がJリーグ成功の立て役者である川淵三郎元チェアマンに心酔しているのも無関係ではありません」(前出・相撲部屋関係者)

 さらに、公益法人である日本相撲協会は、クリーンな運営が求められるだけに、地元の名士の有力タニマチ頼みでは、近代的な「スポーツ競技」としての相撲への転換に水を差す結果になりかねない。なあなあの人間関係の中から、今回のような不祥事が起きると貴乃花親方は危惧しているというのだが‥‥。

「カネを出すが口も出すのがタニマチの特権。その特権を奪われれば、タニマチが部屋から離れて地方巡業が維持できませんよ。また、サポーター制度の少額のカネでは、大量に飲み食いすることが必要な相撲部屋の維持運営はとうてい行えなくなる。実際、『脱タニマチ』をうたう貴乃花ですが、ワイドショーには有力後援者を名乗る怪人物がたびたび登場するため、貴乃花親方を支援する親方衆の中からも、二枚舌と拒否反応を示す声がある」(相撲担当記者)

 タニマチとのズブズブの関係を貴乃花親方自身が断ち切ることができるのか?

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク