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記事全文を読む→副島隆彦が断言 トランプ大統領は北朝鮮を「6月先制空爆」する(2)「第二次ヤルタ会談」を画策
また、日増しに緊張が高まる中東諸国の情勢も、「Xデー」変更の理由の一つだと続ける。
「世界で火薬庫となるのは私たちの極東と中東の2つ。極東の問題解決に戸惑っている間に、シリアから始まった火種が今やトルコ、イラン、イスラエルと広がり、中東情勢が危なくなってきた。アメリカとしてはこれ以上、極東(北朝鮮)の問題解決に時間をかけると、中東で有事が起こった際に空母艦隊を向かわせることができない。そのリミットが恐らく7月。だからそれまでには北朝鮮問題を片づけておきたい、というのが本音です」
さらにトランプ大統領には、支持層である軍需産業を敵に回せない事情もある。
「戦争は軍需産業に大きな利益をもたらす。トランプ大統領としては軍需産業界に儲けさせなくてはならない。5年に1回は『在庫』を一掃しないと、アメリカの経済がもたない。それも空爆必至の理由の一つです」
とはいえ、仮にアメリカが国連決議をゴリ押ししようとしても、国連常任理事国「5大国」にはロシアと中国も名を連ねる。はたして賛成が得られるだろうか。
「今回はロシアも中国も反対しないはず。なぜならそれをお膳立てしたのが、ベトナム戦争終結を実現させたことでノーベル平和賞を受賞した、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官だからです」
キッシンジャー氏は1972年2月、ニクソン大統領を電撃訪中させ、毛沢東主席、周恩来首相との歴史的握手を実現させた立て役者。結果、アメリカは親中路線を取ることでソ連を孤立化させた。また、フォード政権では、大統領補佐官と国務長官を兼務。共和党外交の指南役を務め、トランプ氏を米大統領に押し上げた人物としても知られる。
「昨年4月6日、フロリダにあるトランプ大統領所有の別荘『マール・ア・ラーゴ』で、トランプ大統領と習近平国家主席との米中会談が実現しましたが、それをセッティングしたのがキッシンジャー氏だった。彼はロシアのプーチン大統領とも緊密に連絡を取っていて、米中露の『三巨頭会談』を実現させたいと考えているんです」
「年内にもこの巨頭会談が行われる可能性は高い」というが、
「ドイツの敗戦が色濃い1944年2月4日。ルーズベルト、チャーチル、スターリンの3人が黒海のヤルタで、日独伊の三国軍事同盟を敗戦に導いたあとの世界体制を話し合った、それがヤルタ会談です。キッシンジャー氏は『第二次ヤルタ会談』を行うため、根回ししているんです」
なぜなら、現在94歳になるキッシンジャー氏最後の仕事が「核拡散の引き締め」だからだという。
「非核化が叫ばれる一方、パキスタンやインドは核を持ち、それに追随する国も出ている。今締めておかなければならない、というのがキッシンジャー理論。キッシンジャーから要請されれば、中国とロシアも従わざるをえないはずです」
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