内閣総理大臣

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歴代総理の胆力「麻生太郎」(1)べらんめえ口調で人気もあったが…

麻生太郎政権は、安倍晋三、福田康夫と2代の「政権放り出し」を受けたあとで誕生した。折から、国民も「政権放り出し」にはさすがにアキレたが、自民党の支持率も大きく落ち、メディアの多くは次の総選挙で自民党は敗北、野党第1党の民主党に政権交代を余儀…

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歴代総理の胆力「福田康夫」(2)揺さぶられ続けた「背水の陣内閣」

しかし、政権という重責への執着も乏しかった福田は、何を成すためにトップリーダーのイスに座るのか。掲げた政策課題は、いささか貧弱なものであった。福田は総理就任とともに掲げた自らの内閣を「背水の陣内閣」と、なんとも悲壮感に満ちたキャッチフレーズ…

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歴代総理の胆力「福田康夫」(1)「政権振り子理論」により担ぎ出された

父親は元総理大臣の福田赳夫で、憲政史上初の「父子総理」として登場したのが福田康夫であった。しかし、政権取りにギラギラしたところがなかった父親に似たか、政権意欲が乏しかったのがこの康夫であった。なぜなら、元々、政治家になる気がなかったからにほ…

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歴代総理の胆力「安倍晋三(第1次)」(2)修羅場経験なしのツケ

こうした安倍の第1次政権“四面楚歌”の原因は、不可抗力でやむを得ぬ部分はあったにせよ、若さと経験不足から来た未熟さがさせた部分も多かった。当選わずか5回で党のナンバー2の幹事長に就任、その後、官房長官になり、そのまま総理大臣になってしまった…

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歴代総理の胆力「安倍晋三(第1次)」(1)第1次政権の政策実績はほぼゼロ

安倍晋三は、前任の小泉純一郎総理の退陣を受け、戦後生まれの初の総理大臣として登場した。平成18(2006)年9月20日の自民党総裁選で、対抗馬の麻生太郎、谷垣禎一に圧勝したものだった。祖父は、かの「安保」で勇名をはせた岸信介元総理、父は、岸…

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歴代総理の胆力「小泉純一郎」(2)「男子の本懐」ならず

こうした政権運営ながらなんとか長期政権をものにした小泉だったが、その政権後半には、さすがに国民に飽きられた。長期政権で緊張感が足りぬ中、閣僚、幹事長らの失言、放言が連発、閣僚間の意見対立も目立ち始めた。同時に、小泉への個人攻撃的なものも目立…

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歴代総理の胆力「小泉純一郎」(1)良くも悪しくも「言葉の人」

自民党議員の顔色より、国民の支持をバックボーンとした、良くも悪しくも「言葉の人」であった。小泉純一郎までの戦後総理大臣は、圧倒的多くが言葉を選ぶ「重心の低さ」を売りにしていたが、これとはまったく逆の断定調、ときに絶叫調の短いセンテンスを次々…

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歴代総理の胆力「森喜朗」(2)ラグビーボールに託した人生観

森の持ち前の言葉の軽さは、致命的であった。神道政治連盟国会議員懇談会での「神の国」発言、総選挙を前にしての「(国民が)関心がないと寝てしまってくれればいい」との“投票棄権要請”発言等々、思慮を欠いたものが多かった。さらには、ハワイ沖での水産…

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歴代総理の胆力「森喜朗」(1)「密室」から生まれた政権

組織のトップリーダーが選ばれる際は、なんらかの「正統性」が求められる。しかし、とにかく急場をしのがねばならないため担ぎ出されるというケースも、ままある。政治の世界では、「暫定政権」と言われるものである。戦後、いわゆる“暫定政権的”なケースは…

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歴代総理の胆力「小渕恵三」(2)小沢一郎との「死闘」に敗北

しかし、政界はまさに「一寸先は闇」である。小渕は平成11(1999)年秋の自民党総裁選で、加藤紘一、山崎拓の挑戦を受けたが、圧倒的勝利で「再選」された。加藤、山崎の両人があえて立候補したのは、総裁選後の小沢一郎率いる自由党の連立参加問題にあ…

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歴代総理の胆力「小渕恵三」(1)オレは“真空総理”

「師匠」が「受け」と「待ち」、あるいは「我慢」「辛抱」まずありきの合意形成型リーダーシップで与野党ににらみを利かせていた竹下登元総理だっただけに、小渕恵三もその政治姿勢を踏襲していた。会話のやりとり一つ取っても、前任総理の橋本龍太郎のように…

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歴代総理の胆力「橋本龍太郎」(2)「硬構造ビル」政権の限界

橋本内閣は、自民党が社会党の村山富市を「自社さ」3党連立政権の首相に担ぎ、小沢一郎が率いた非自民連立政権から政権を奪還、村山内閣がその役目を終えたのちに発足した。その橋本政権スタート時は、「若武者」登場もあってか国民人気も高かった。政権の前…

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歴代総理の胆力「橋本龍太郎」(1)怖いものなしの「風切り龍太郎」

「小沢(一郎)はナタの魅力だ。黙々と仕事をして、やるときはドスンと決断する。一方の橋本(龍太郎)はカミソリだな。頭脳明敏、スパッとした切れ味が魅力だ」総理大臣となった田中角栄は、多士済々が蝟集(いしゅう)した田中派の中で、有望な若手視をされ…

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歴代総理の胆力「村山富市」(2)米紙「ミイラ政権」と酷評

一方、安定政権ではあったが、身の丈に合わなかったことも多々あった。その最たるものが、未曽有の阪神・淡路大震災、オウム事件に直面したが、危機管理という点ではほぼ無力であった。総理になるまで官邸にほとんど顔を出したことはなく、当然、官邸の情報収…

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