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春めいてきた今日この頃。クラシックの蹄音も少しずつ大きくなってきたが、3月に入るや桜花賞、皐月賞に直結する重要な一戦が目白押しで、今週は阪神で桜花賞のトライアル、GIIフィリーズレビューが行われる。
その日曜日、中山で重賞は行われないが、メインのアネモネSは前記のレースと同じく、2着馬までに桜花賞の優先出走権が与えられる。距離が本番と同じマイル戦ということもあり、毎年、素質馬がそろうトライアル戦で、今年もなかなかの顔ぶれだ。
過去、高配当が多く、波乱含みの傾向なのは、舞台が中山だからだろうか。周知のように2コーナーのポケットがスタート地点で、加速がつくところで急に折れる最初のコーナーがある。そのため、多頭数になるほど外枠の馬は膨れたり、他馬にハジかれたりするなど不利を被りやすい。そうした枠順による有利、不利があり、力のある馬が外枠に入った際はスムーズな競馬ができず、期待を裏切ることもしばしばある。
ということで、枠順が決まる前に予想するのは難しくもあるが、最も期待したいのは、クイーンオブソウルである。
前走のエルフィンS(中京芝1600メートル)は4カ月ぶりの実戦。スタートがイマイチでスムーズな競馬はできなかったが、それでもしまいはしっかり伸びていた。4着に敗れたとはいえ勝ち馬とはコンマ5秒差。悪い内容ではなかった。
前走後はここを目標にしっかりと調整されており、中間の稽古内容は、なかなか。
「成長分もあったが、少し体に余裕があったのは確か(前走比プラス12キロ)。それでも格好はつけられたのだから力はある。今回は新馬戦を勝った時と同じ舞台。巻き返したい」
林調教師をはじめ厩舎スタッフが、そう言って期待感を口にするように、デビュー戦は中山マイル戦で16頭立ての15番枠。その不利をはね返して楽々と逃げ切ってみせた。2着馬に5馬身差をつけたようにポテンシャルはかなり高く、ここでも十分やれていい。
エイジアンウインズ(ヴィクトリアM)、アーチペンコ(香港クイーンエリザベス2世C)、ブレイム(BCクラシック)など近親、一族に活躍馬がズラリといる血筋。良馬場条件に桜の切符を手中にするものと期待したい。
中京では金鯱賞がメインとして行われるが、03年に馬単が導入されて以降、これまでの20年間、その馬単での万馬券は4回(馬連は1回)。この間、1番人気馬は11勝(2着5回)、2番人気馬は2勝(2着2回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は2回。
比較的堅く収まるレースであり、ここ数年は牝馬の善戦が目立っている(近4年のうち3年で連対している)。その意味では、マリアエレーナやルビーカサブランカからは目を離せそうにない。
それでも狙ってみたいのは、6歳牡馬のアラタだ。
前走の中山金杯は4着に敗れたものの、勝ったラーグルフとはタイム差ナシ。しかも今回は相性のいい中京が舞台とあり、この中間は、いつになく意欲的な稽古が積まれている。1週前の追い切りの動きも目立っていた。
こちらはジュエラー(桜花賞)、バルボネラ(ローベルパパン賞)などが近親、一族にいる。道悪になっても問題なく、初重賞制覇のチャンスとみた。
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