社会

費用ゼロ!「噛めば噛むほどメタボから遠ざかる」という研究結果が

20170311_asagei_metabo

「食事はよく噛んで食べなさい」。そう言われて育った人は多いのではなかろうか。実はこれが、メタボ予防に寄与するというのだ。

 先日、新潟大学、大阪大学、京都大学、国立循環器病研究センターなどの共同研究で、「咀嚼能率」の低下とメタボリックシンドロームとの間に関係があることが、世界で初めて明らかにされた(「Journal of Dentistry」)。よく噛んで食べる人は、速く食べる人に比べ、2型糖尿病やメタボリックシンドロームを発症しにくく、噛む能力が高いと糖尿病リスクが47%低下することもわかったという。

「早食い」や「噛まないこと」が肥満やメタボリックシンドロームとの関連が高いことは以前から言われていたが、この研究チームでは、「咀嚼」という口腔機能に着目し、咀嚼の大切さを訴えている。同様に咀嚼の重要性を指導している、芦屋歯科医院・芦屋宏院長もこう言う。

「最近の研究でわかったのが、ヒスタミンという脳内物質の食欲を抑える効果。ところがこのヒスタミンは外から取り入れることができず、噛む行為だけで脳の中でヒスタミンを増やすことができるんです」

 現代の食生活は総じて高カロリーで、しかも柔らかいものばかりが増え、よく噛んで食べなくなった。そしてこれがメタボの大きな原因の一つとなったのだ。そこで、日本肥満学会は次のように提唱している。

「ゆっくりと食べること。こうすることで食品の味や香りを楽しめ、食欲をうまくコントロールできるようになる。そしてよく噛むこと、噛む回数を増やすこと」

 ひと口食べるごとに30回噛むのが目標だというが、慣れないとこれがまたツライ。そこでまずは、噛む回数を5回増やすことから始めるといいというのだ。

 さらに、料理にちょっとした工夫をこらすことで噛むことを意識するようになり、回数を増やせるようになる。「食物繊維の豊富な食品(ごぼう、れんこん、たけのこなど)、ナッツ類(アーモンド、クルミなど)、コンニャクなどの食事を選び、調理では野菜や肉を硬めに仕上げるようにする。さらに薄味に。そして食材は大きく、厚めに切る」──。日本肥満学会のガイドブックには、そう書かれてある。

 慣れるまでが大変そうだが、特別に用意をするものもなく、費用もかからない。健康で長生きできるなら、一生懸命、カミカミしようか。

(谷川渓)

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
大久保博元が明かした巨人大失敗の内情…原辰徳前監督は「常に無茶振りばっかり」
2
中田英寿が中村俊輔の引退試合に出場しなかった理由を盟友・城彰二が告白
3
大谷翔平の結婚相手特定に「元バスケ選手」急浮上…「キャンプ地で見守る女性」衝撃動画
4
ベタ惚れ「錦鯉・渡辺隆+大島由香里」まさかのカップル誕生に涙する「あの女芸人」
5
中日ドラゴンズを低迷させた「タニマチと夜の活動」「儲かるゴルフコンペ」選手をダメにする文化