スポーツ

イチロー「オリックスと破談」の真相(2)イチローvs日本人番記者

 では、イチローのオリックス復帰はもう二度とないのだろうか。

 先の球団関係者は言う。

「あとはイチローがメジャーで引退したタイミングで即座に『ウチで監督をやってほしい』と指揮官就任のオファーを出すという選択肢しかなくなった」

 結果的に今季の復帰オファーを断られてしまったとはいえ、オリックスはイメージキャラクターとしての自社CM出演契約やグッズの版権、さらに日本国内における自主トレ場所の提供など、イチローとはいまだ昵懇の関係を保っている。日本の他球団にはないホットラインを生かし、どこよりも早くイチローの引退直後に監督就任要請を直接本人に仕掛ければ、確かに“籠絡”できる可能性はまだ残されているかもしれない。

「ただしイチローは、オリックスの宮内オーナーが自分の去就について、あることないことをベラベラとしゃべるのも嫌だと思っている。方々に『イチローは100%ウチに帰ってくる』と公言しているのは有名な話です。まるで外堀を埋めるようなやり方にも感じられるだけに、あまり行きすぎるとイチローとしてはオリックスに不信感を抱くことにもつながりかねません」(球界関係者)

 まるで「山の天気」のように心変わりの激しいイチローだけに、両者の蜜月ぶりは突然崩壊することも十分ありうる。まだまだ波乱含みと言っていいだろう。

 そして「波乱含み」といえば、新天地におけるイチローの日本人番記者との“闘争”の行方にも、関係者の間では注目が集まっている。

「ここ数年は、在籍してきた各チーム内で溶け込むような動きを見せるなど、パフォーマンスの衰えとともに心境の変化があったようですが、現地の日本人記者に対する態度は相変わらず冷たいんです。これまではイチローに長年ベッタリの契約ライター・A氏と、途中から信頼されたB氏の2人しかクラブハウスに入ることを許されず、他の記者は彼らからコメントを聞くだけという形になっていた。ところが、B氏が3年ほど前、イチローに嫌われてしまった。ここ最近は別のC氏がB氏に取って代わり、A氏とともに寵愛を受けている。イチローに関しては番記者たちも、ふとしたことで地雷を踏んでしまい、『僕を取材してて、そんなこともわからないんですか!』と怒らせてしまうことがある。実はA氏も一時期、イチローに嫌われて距離を置かれていた時期があったほどですからね」(現地記者)

 ようやく居場所を確保したイチローの心持ちは、依然として変わっていないのだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
商品価値が落ちたヤクルト・村上宗隆「メジャー計画変更」で大谷翔平と同じ道を
3
土壌ラドン濃度・衛星観測・上空発光…火山噴火と大地震「前兆キャッチ」の新技術がスゴイ!
4
山尾志桜里の「公認取り消し」騒動を起こした玉木雄一郎は「榛葉幹事長人気に焦った」って!?
5
フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」