芸能

三遊亭好楽VS林家正蔵「襲名トラブル」で遺恨再燃(3)襲名断念で200万円の損失

 一連の騒動を受け、演芸評論家の高山和久氏は言う。

「香葉子さんは初代三平亡きあと、一門をまとめ、落語界全体に影響力を持つ人であることは間違いない。ちょっと食い違いがあった結果、大きな騒動になってしまった、という気がします。仮に先に話を通していれば、別の結果になったかもしれません」

 一方、5月に迫っている襲名披露に向けて準備に余念がなかった好の助側も手痛い出費を被ることになるという。

 寄席関係者も証言する。

「真打に昇進すると、名前入りの手ぬぐい、扇子を作って関係者に配るんですが、これがだいたい2000個ぐらい作る。扇子一つの原価が1000円だとしても、それだけで200万円ですよ。あとは、ごひいき衆が作ってくれる1枚数十万円の“後ろ幕”。作り直すのにもう一度先方に出させるわけにはいかないから持ち出しになるし、作ってくれた人の顔も潰してしまうから二重によろしくないですね」

 そこで好楽、好の助の師弟に話を聞こうとすると、

「ゴタゴタが続くと、真打お披露目という“お祝い事”にとってもよくない。二人のコメントはスポーツ紙でお答えしたことが全てで、これ以上の取材はお受けしていません。昇進をおめでたく見守っていただけたら幸いです」

 対する“海老名家”サイドはどうか。今月9日、香葉子さんが主宰する慰霊イベントには、正蔵、香葉子さんともに出席したものの、報道陣の質問には無言のまま会場をあとにしている。お得意の「どうもすいません」でお茶を濁したら確実に炎上するであろうこのご時世、無言は一つの答えかもしれないが‥‥。

「今は互いにしこりがあるかもしれないが、なんとか双方にメリットがある形にして、これを機に落語界がにぎやかになってほしい」

 と語るのは、落語立川流真打の立川談慶だ。師匠の故・立川談志には常々「囃されたら踊れ!」(話題になったらそれに乗っかれの意)と薫陶を受けてきた談慶は、両者とも、今こそ“踊る時”だと語る。

「『九蔵の扇子が買える!』とか、『この落語会に来れば真相が聞ける!』とか、洒落になるような方向で落としどころを見つけてほしいです。笑える“win-win”な関係にきっとなれる。好の助さんにとっても、自分の名前を自分で大きくするチャンスなのは間違いないですから」

 これまでにも名跡を巡る襲名問題は、なかなか一件落着といかない落語界。「恩讐の彼方に」なるのはいつの日のことだろうか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    暑いと思ったら顔が赤い?恥ずかしい赤ら顔は化粧水でケア

    Sponsored
    91796

    ゴールデンウィークも終わり、これから夏に向けて徐々に気温が高くなってくる季節ですね。スポーツやイベントなど出かける機会が増えてくる方も多いのではないでしょうか。そんな楽しい季節ですが、気候の変化による肌トラブルも気になります。日中の日差しか…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    高血圧・高血糖・高血中脂質が1つでもあると、動脈硬化につながる「トリプルリスク」になる!?

    Sponsored
    102085

    いま、アラフォー世代を中心に、「トリプルリスク」の危険性が叫ばれている。「かくれ肥満」を提唱し、メタボに警鐘を鳴らした医師の岡部正さんによると、「高血圧・高血糖・高血中脂質のうち、どれか1つでも該当すると他の2つも悪くなる可能性がある」そう…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    認知症の予防に期待!? 世界初、九州大学がプロポリスの認知機能向上効果を実証!

    103760

    九州大学大学院歯学研究院の武洲准教授と倪軍軍助教の研究グループは、中国青海省人民病院との共同研究において、ブラジル産プロポリスが中国チベット高原に住む健常な高齢者の認知機能低下並びに全身性炎症の改善効果をもたらすことを明らかにした。臨床研究…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
剛力彩芽にはどうしても「月旅行」に行けない理由があった!
2
後輩芸人に弱気発言も…石橋貴明の“凋落の現場”をスクープ詳報!
3
10月改編「美女アナ」ここまで変わった「最新勢力地図」(1)テレ朝・弘中綾香を巡る争奪戦
4
大好評「激レアさんを連れてきた。」に“打ち切りの危機”が囁かれる深刻理由
5
「蚊?」「もう夏じゃない!」…TBS宇垣美里、“公然キスマーク”にネット民大混乱