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大谷翔平「ビックリ奴隷契約」と「禁欲」生活(3)一緒にノックも受ける通訳

 大谷の快進撃は周囲にも支えられている。捕手のマルドナド(31)は昨年のゴールドグラブ賞受賞者だ。

「大谷があれだけ落ちる球を使っているのに捕逸が1個もない。振り逃げのおそれがないだけに、大谷も思い切ってスプリットを投げられるわけです」(友成氏)

 そして、まさに大谷を公私ともにサポートしているのが、常に帯同している通訳だという。MLB関係者が打ち明ける。

「昨年、日本ハムで通訳をしていた時代から気心が知れていました。父親の仕事の関係で幼少時から米国での生活に慣れている彼の存在は、一人暮らしすら経験のない大谷にとって心強い。ベンチでもブルペンでも常に大谷の半径1メートル以内の場所にいて、投内連係時にはマウンドにいて、時には一緒にノックまで受けて一塁のベースカバーに入ることもあるほどチームに受け入れられている。大谷がチームメイトに気の効いたジョークを言うのも彼の指南あってのことで、もし彼が風邪でもひいたら大谷は相当戸惑うことになるでしょうね」

 大舞台で快刀乱麻の活躍を見せる陰には、こうした裏方の存在があったわけだ。運転免許証を持たない大谷は、この通訳の送迎で球場まで来ている。

 そして、さらに陰で大谷をバックアップしているのが、他ならぬ家族の存在だ。

「実は、メジャー入りしてから大谷をマネージメントしているのは、代理人のバレロ氏を紹介した吉本興業が後ろ盾にはなっているようですが、実際には父親と兄が管理している個人事務所なんです。大谷は野球に集中すべく単独インタビューなどを受けないのですが、家族が大谷をメディアの取材攻勢から遠ざけていると言われます」(メジャー中継関係者)

 入団当初は、単独インタビューを要求する米メディアにバレロ氏が「なんとかする」と約束していたそうだ。ところが、いつまでたっても実現はしない。これでバレロ氏にマスコミ対応の権限がないことがバレてしまったという。

「大谷は日本人メジャーリーガーの中で唯一と言っていいほど、メディア関係者とつきあいがない。日本ハム時代に球団が徹底的に管理したためで、大谷の携帯番号を知っている記者は皆無です。日本ハムでは鎌ケ谷で張り付かれることもありましたが、今はそれもなく、のびのび野球に集中できる環境が整っている。囲み以外は雑談禁止、クラブハウスでの個別取材も禁止。週に3~4回の会見だけで許されているのは異例で、父親の意向を球団が受け入れているわけです。大谷のために中6日ローテを認める弱小球団を選んだからこそでしょう。開幕戦から現地で観戦していた父親は、ホームラン3連発を見て意気揚々と帰国していきました」(メジャー中継関係者)

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