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阪神タイガース、「W杯日本戦・平日雨天」でも2万4000人集客の“底力”!

 ロシアで行われているサッカーW杯で、コロンビアを相手に“歴史的勝利”を果たした6月19日。この日、日本は全国的にぐずついた天気でまさに“梅雨、真っ盛り”だったが、プロ野球「日本生命セ・パ交流戦」の“雨天中止の振り替え開催”だったこともあり、雨の降る阪神甲子園球場でもゲームが強行されていた。

「6月8日の試合が雨で中止になり、振り替え日だった6月11日も雨天中止。当初の日程終了後の予備日に振り替えられたゲームでした。2017年度で主催試合の平均観客動員が4万2000人という人気球団の阪神タイガースですが、19日は2005年からの実数発表後では最少の2万4127人という動員数でした」(スポーツライター)

 実際、スタンドには空席が目立っていたが、それでも対戦チームの「千葉ロッテ」のファンは驚きを隠せなかったようだ。

「重なる悪条件でもこれだけの動員ですから。引き合いに出すのも気の毒ですが、ロッテの17年度の平均観客動員数は2万です。ネットには『マリンだったら球団関係者がガッツポーズするレベル』『さすがと言わざるを得ない』といったロッテファンの声が上がっています。確かに、振り替えの振り替えで“また中止だろう”という天気、ましてW杯の日本代表初戦が21時キックオフ。さらには前日に大阪府北部で震度6弱の地震が発生、余震に警戒しなければならないタイミングでもありました。まして、相手は05年に日本シリーズで対戦、4試合の総合得点が“33-4”という歴史的大惨敗を喫した“ゲンが悪い”ロッテとあれば、よほど熱心なタイガーズファンでなければ、足が遠のく悪条件でしょう。『サッカーなんて興味なし。負ける気せえへん、地元やし』という気概を持つファンがこれだけいるというのは、確かにスゴイことです」(前出・スポーツライター)

 試合は残念ながら、1-3でロッテが勝利。サムライブルーの奇跡に浮かれた世間とは裏腹に、勝利の美酒に酔うことはできなかった。

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