スポーツ

W杯日本代表の全激闘を“裏”VAR判定(3)<特別講座>西野流処世術で「デキる男」に

 突然の監督就任から2カ月余りで日本代表チームを“戦える集団”に激変させた西野朗監督。選手を奮い立たせ、チームをまとめた“監督術”には、「デキる男」になるためのヒントが多く隠されていた。

「予選で見せた『ボール回し戦術』に西野さんのスタンスが凝縮されていると言えますね」

 とは90年代から西野監督を取材するサッカーライターだ。

 決勝トーナメント進出をかけたポーランド戦の終盤。日本は1点差で負けていたものの、西野監督は選手に「そのまま負けろ」と指示。この「ワザと負ける作戦」に賛否が分かれた。

「サッカー界で西野さんがデキる男と見なされている最大の理由が、勝負に際して『監督一人が責任を負う』ことを徹底しているから。彼は自分からは絶対に相談しない。あの『ボール回し戦術』も、監督の独断でなければ反発を食らって実現できなかったはず。監督が全責任を負う覚悟を見せるからこそ、選手たちの信頼を得るんです」(サッカーライター)

 その結果、みごとに1次リーグ突破を決めた日本代表。独断で汚れ役を買って出る西野監督の「デキる男スタイル」は、会社組織の現場でも部下の称賛を浴びるに違いない。

 また西野監督独自の、チームを一体化させるための方法に関して、サッカーライターが続ける。

「西野さんがチーム作りで活用しているのが『オヤジギャグ』。キレがなくてまったくウケないのですが、しつこく言い続けることで効果が発揮される。最初は苦笑していた選手たちも、西野さんから毎日聞かされるうち、しだいに“西野風オヤジギャグ”を自分たちでも言い合うようになるんです。今回のワールドカップでも西野さんがセネガル戦の直前会見で放った『乾貴士(30)の身長を5センチ伸ばそうとしたが失敗しました』というギャグが選手たちのお気に入りになっていました。結果、チームにコミュニケーションが生まれ、選手間の連携が強まるんです」

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「これは…何をやってるんですかね」解説者がア然となった「9回二死満塁で投手前バント」中日選手の「超奇策」