スポーツ
Posted on 2018年07月15日 09:56

W杯日本代表の全激闘を“裏”VAR判定(3)<特別講座>西野流処世術で「デキる男」に

2018年07月15日 09:56

 突然の監督就任から2カ月余りで日本代表チームを“戦える集団”に激変させた西野朗監督。選手を奮い立たせ、チームをまとめた“監督術”には、「デキる男」になるためのヒントが多く隠されていた。

「予選で見せた『ボール回し戦術』に西野さんのスタンスが凝縮されていると言えますね」

 とは90年代から西野監督を取材するサッカーライターだ。

 決勝トーナメント進出をかけたポーランド戦の終盤。日本は1点差で負けていたものの、西野監督は選手に「そのまま負けろ」と指示。この「ワザと負ける作戦」に賛否が分かれた。

「サッカー界で西野さんがデキる男と見なされている最大の理由が、勝負に際して『監督一人が責任を負う』ことを徹底しているから。彼は自分からは絶対に相談しない。あの『ボール回し戦術』も、監督の独断でなければ反発を食らって実現できなかったはず。監督が全責任を負う覚悟を見せるからこそ、選手たちの信頼を得るんです」(サッカーライター)

 その結果、みごとに1次リーグ突破を決めた日本代表。独断で汚れ役を買って出る西野監督の「デキる男スタイル」は、会社組織の現場でも部下の称賛を浴びるに違いない。

 また西野監督独自の、チームを一体化させるための方法に関して、サッカーライターが続ける。

「西野さんがチーム作りで活用しているのが『オヤジギャグ』。キレがなくてまったくウケないのですが、しつこく言い続けることで効果が発揮される。最初は苦笑していた選手たちも、西野さんから毎日聞かされるうち、しだいに“西野風オヤジギャグ”を自分たちでも言い合うようになるんです。今回のワールドカップでも西野さんがセネガル戦の直前会見で放った『乾貴士(30)の身長を5センチ伸ばそうとしたが失敗しました』というギャグが選手たちのお気に入りになっていました。結果、チームにコミュニケーションが生まれ、選手間の連携が強まるんです」

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク