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松井秀喜「巨人復帰拒否」を翻意させたウルトラ人事(1)“盟友”が引き抜かれて…

 今年もコイの優雅な独泳は止まらず。一方、契約最終年の由伸ジャイアンツは大型補強のかいもなく、CS進出にわずかな望みをつなぐ崖っぷち状態だ。すでにグラウンド外ではポスト人事の動きが活発化する中、ついに誰もが巨人復帰を待ち望む、あの男の最新動向を独占キャッチした!

 まるで、ストーブリーグの風物詩のように取りざたされる、松井秀喜氏(44)の巨人復帰説。生え抜きの4番打者としてだけでなく、ミスターこと長嶋茂雄終身名誉監督(82)の薫陶を受けてきただけに、球団内外から強い待望論が出ていた。ところが、当の松井氏自身はこれまでのところ、まったく意に介さずといった状況だったが、ここにきてその心境に変化があったというのだ。巨人番記者が、低迷する球団の救世主の動向について打ち明ける。

「松井氏といえば、引退後の巨人との関係はつかず離れずといったところで、球団からの監督就任のラブコールにはゼロ回答が続いていた。かつては球団幹部がニューヨークを訪問したり、オーナーが手紙を書いたり、関係を絶やさないようにしてきたが、球団への復帰に関してはナシのつぶてでした。しかし、今春に日本に帰国し巨人の臨時コーチを引き受けた際には、球団関係者がこれまでの実績を考慮して監督オファーでなく『育成担当でやってくれないか』と切り出したところ、初めて話に耳を傾けたといいます。さらに今年8月には東京ドームで解説の仕事を引き受けるなど、一時の疎遠ぶりを考えると、かつての巨人アレルギーが払拭されてきた印象を受けています」

 実際、12年の引退から6年目を迎え、松井氏を取り巻く環境が“地殻変動”を起こしている。

 メジャー担当キャップが説明する。

「もともと松井は巨人からメジャー挑戦を明言した時点から、日本の球界には絶対に戻らない決意を固めていた。そのため現役引退後も、生活拠点は米国に置いたまま。現在はヤンキースGM特別アドバイザーという役職を務めており、キャッシュマンGMとも対話できる立場です」

 ところが昨シーズン、「盟友」が引き抜きにあったことで状況が一変。ヤンキースのコーチ、ひいては監督就任という夢に黄色信号が点滅しているというのだ。

「15年に松井がこの役職についた際、最も頼りにしていたのが、育成部門の副社長だったゲーリー・デンボ氏(57)でした。松井は初めての指導者として、ヤンキース傘下にあるマイナー選手の指導のために地方を巡回した。その際、英語の細かいニュアンスを伝えるのに苦労した松井になり代わり、選手へのアドバイスを買って出たのがデンボ氏でした。ところが、昨シーズン後、デンボ氏はマーリンズに引き抜かれ、育成部門のトップに就任してしまった。そのため、今シーズンから松井は孤軍奮闘でマイナー選手の育成を担当している。ただ、松井自身もヤンキースにいつまで残れるか予断を許さないようで、キャッシュマンGMの評価しだいでは、いつまでも安泰とは言えないのです」(メジャー担当キャップ)

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