芸能

天才テリー伊藤対談「牧原俊幸」(4)牧原さんから見て今のマジックは?

テリー 俺、マジックが大好きなんで、またそっちの話をしていいですか。時代につれてマジックの内容に変化もあると思うんですけれど、もしかして今、コンプライアンス的にできないマジックって増えてます?

牧原 そうですね。タバコマジックの第一人者・ブラック島田さんという方は、タバコの煙を口からガンガン吐きながら手品を見せるんですが、「最近、そのネタではお呼びがかからなくなった」とおっしゃっていました。あと、縫いぐるみの中から本物の猿が出てくるみたいな、動物をたくさん出すようなマジックをやられている方も、最近は動物虐待と取られてしまうみたいですね。

テリー 残念だなァ、せっかくの匠の技がもったいないよ。

牧原 僕からも聞いていいですか。昔「スッキリ」で「テリーのマジックフライデー」というコーナーをやられていましたよね。私、毎回録画して見ていたんですけど、あれはどういうことから始まったんですか?

テリー あれはもう、俺が本当にマジック好きだからやってもらってたんです。間近でマジックが見られる貴重な機会だったんですけれど、不思議なもので何度見てもタネが全然わからないんですよ。牧原さんだったら、見ればその仕掛けはわかるものなんですか?

牧原 うーん、習ったことがあるものや、道具を持っているものなら、少しは。でもプロの方は巧妙ですから、わからないものは多いですよ。私自身、他の方のマジックを見る時は、逆にダマされることを楽しんでいますからね。

テリー やっぱりマジックは進化していますか。

牧原 そうですね。特にMr.マリックさんが登場してから、超能力系のマジックが増えましたね。

テリー 俺、赤坂で初めてマリックさんを見た時、本当に驚いたんですよ。500円玉2個で1000円玉を作ったりしていたけど、あんなの、どうやるの?

牧原 私もわからないですね。マリックさんは、もともとご自分もマジックの道具を扱うお店を開いていましたし、そういう独自の道具を開発する技術もあるんでしょうね。

テリー 前に「ビビット」でMAGUS(メイガス)さんというマジシャンのマジックを間近で見ましたけど、あれにも驚いた。

牧原 今、飛ぶ鳥を落とす勢いの方ですね。そういう意味では、私は30年前にマジックを習った北見マキさんという方がいて、その師匠に教わったものを忠実に守っているんですよ。

テリー 北見さんが師匠!有名な方じゃないですか、すごいな。

牧原 でも今は、そういう伝統的なマジックをやる人が少なくなってきたので、「それ、初めて見ました」って言われることも増えてきたんです。長くやっているおかげで逆に希少価値が出てきたらしくて(笑)、そういうものはチャンスがあるなら、できるだけやっていきたいですね。

テリー ここは「マッキー牧原」復活の時じゃないですか。

牧原 もちろん、いろいろな可能性を考えてフリーになりましたから、これまでやれなかった仕事にも挑戦したいと思っています。でも、基本的にはナレーションなど、自分のできるテレビの仕事からしっかりやっていきたいですね。

テリー わかりました。じゃあ、次に会う時は「実食」ではなく、マジックの「実演」をぜひ。

牧原 ハハハ、本当にお好きなんですね。何か考えておきます。

◆テリーからひと言

 真面目なムードとは裏腹にマジックと寄席が好きっていう、このユニークな人柄が魅力だよね。「マッキー牧原」のさらなる活躍も期待したいな。

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