芸能

博多華丸・大吉が「オールナイトニッポン」の生放送に出演できるワケとは

 お笑いコンビの博多華丸・大吉が、10月30日の深夜25~27時に生放送される「オールナイトニッポン」(ANN)のパーソナリティを務めることがわかった。二人は今年4月から朝の情報番組「あさイチ」(NHK)のキャスターを務めており、ANN放送後の31日も午前8時15分からの生放送に出演する。

 ANNを放送するニッポン放送からNHKまでは7キロ強の道のりで、早朝なら車で20分ほどの距離。移動にさほどの苦はないようだが、「あさイチ」の本番前夜が徹夜同然になってしまうことは間違いない。そんな強行日程をNHKが受け入れたのは驚きだが、両番組のスケジュールを踏まえつつ、テレビ誌のライターが解説する。

「最近のANNではラジオ放送だけではなく、収録スタジオからの動画配信を行なうケースも多いのですが、この火曜深夜枠ではレギュラー出演の星野源が動画配信を行なっていないことから、華丸・大吉も音声のみの放送となるはず。そうなるとメイクや衣装が必要ないので、本番終了後にはすぐにスタジオを飛び出すことが可能です。一方で『あさイチ』のほうは、前任者の有働由美子アナが朝5時半に現場入りしていたので、華丸・大吉も5時半に東京・渋谷のNHKに到着していれば大丈夫なはず。そのため移動には十分な余裕がありますし、早めにNHK入りできれば仮眠をとる時間も取れそうです」

 どうやら「あさイチ」の準備に間に合わないということはなさそうだが、いずれにせよ華丸・大吉が睡眠不足の状態で生放送に臨むことに変わりはない。そんな事態に備えて華丸・大吉サイドは、入念な準備を施してきたという。お笑い系のライターが指摘する。

「二人が『あさイチ』のキャスターに就任して以来、所属する吉本興業側では明らかな《あさイチシフト》を組んでいます。吉本芸人は相当な大物でも劇場公演への出演はマストですが、華丸・大吉は出番が金曜日と土曜日に限定。これはもちろん翌日に控える『あさイチ』への影響を避けるためでしょう。所属芸人を酷使することで知られる吉本では、たとえ翌日にテレビ番組の収録を控えていても深夜まで劇場公演で拘束するのが当たり前。しかし『あさイチ』に関しては華丸・大吉への特別待遇を認めることで、NHKへの恭順の意を示す形となっています。ここまでの配慮を見せられればNHKとしても、初のANN出演には目をつぶる気にもなるというもの。まさに吉本の対策が功を奏する形となりました」

 ほぼ完徹状態で「あさイチ」に臨む華丸・大吉だが、当日はいつもより高いテンションの二人を見ることができるのかもしれない。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
2
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
3
これはアキレ返る!「水ダウ」手抜き企画は放送事故級の目に余るヒドさだった
4
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)
5
また出た!広島カープに「ベテラン選手の不倫デート発覚」下半身コンプライアンス崩壊