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追悼!野村克也「急死直前肉声」「月見草84年の大核言」を総力取材

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」など、球界屈指の「核言家」だった野村克也氏。随所に遺した「最期の言葉」も趣深かった。亡くなる直前まで、仕事に対して意欲的だったと語るのは、あるNPB関係者だ。

「ノムさんが専属解説を務めるサンケイスポーツの幹部と2月の頭に話したら、話題の中心はノムさんのシーズン予想や紙面解説などについてで、本人もやる気だったとか。亡くなった直後に会ったら『もうビックリですよ。社内がパニック状態です』と言っていた。『S☆1』(TBS系)などのお抱えメディアも同様です」

 関係者が口をそろえるのは「あまりに急だった」ということだ。野村監督のもと、90年、91年に2年連続ヤクルト開幕投手を務めた内藤尚之氏もそのひとり。

「1月20日、ヤクルトのOB会に出席した時に会ったのが最後でした。『何だお前、最近テレビに出てねえじゃん』と言われたんで『お願いしますよ~』って軽口で返してね。その時も、元気そうないい表情だったので、亡くなったと聞いて驚きましたよ」

 実は本サイトを運営する徳間書店でも野村氏の著書を制作していた最中での悲報だった。

「南海時代にバッテリーを組んだ盟友・江本孟紀氏との対談本で、開幕前の3月に発売予定でした。実は亡くなる2日前におふたかたからの原稿チェックも戻ってきており、進行は最終段階だった」(担当編集者)

 その江本氏は、昨年11月に行われた同書の対談収録が、野村氏と言葉を交わした最後になったという。

「何度か対談を重ねてきましたが、口癖のように『球場に行きたい、現場に行きたい』とおっしゃっていましたよ。野球一筋に生きてきた人だし、球場に行けば見知った顔が入れ代わり立ち代わりあいさつに来るからね。それが生きがいだったんじゃないですか。サッチーが亡くなって独り身になってからは、よけいそうだったかもしれないね。ご自宅に弔問にうかがいましたが、ヤクルトのユニホームを着て安らかに眠られていました」

 2月18日発売のアサヒ芸能2月27日号では、在りし日のボヤキ語録や野球人としての伝説的なエピソード、ONとの知られざる関係など、多くの関係者の証言を掘り下げて大特集を組んで詳報している。

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