芸能

嵐・二宮和也が声を大にして「医療従事者への思い」を訴えたワケとは?

 嵐が4月17日、インスタライブ配信を行った。外出自粛を余儀なくされているファンのためのサービスだ。3密を避けるため、ホスト役の松本潤がメンバー4人を順に呼び出し、1対1でのトークを展開した。

「トップバッターはリーダーの大野智。おたがいの近況を紹介したり、視聴者からの質問に答えたり、スクショタイムでポーズを決めたり。日頃の仲の良さがうかがえる和気あいあいとしたものだった」(ネットライター)

 ところが、2番手の二宮和也にバトンタッチされると、ほのぼのとしたムードが一変。二宮は恐ろしく真剣な表情で医療従事者の友人について話し始めた。

「子供とかも何か言われるんだって。医療従事者の子供であるということで何か避けられたりとかよけられたりするんだって。その子もそうだし、まわりの人たちもそうらしいんだけど。悲しいしさ。そんな恥ずかしいこと、まだやってるのかと思って」

 二宮は、いじめや差別の横行にに心を痛めていることを明かした。さらに「悪いのは本当にウイルスだから」と言い、最前線で頑張っている医療従事者らに対して「何でそんなことやれるんだろうなってほんと不思議でしょうがない」と嘆いた。一方で新型コロナウイルスが猛威を振るう中「日々自分が生活できていることに対しての感謝っていうのは、よけい感じるかな」と感謝の念をにじませた。医療従事者のようなことはできないものの、「我々にできることをやろうと思う」と決意を新たにした様子だった。

 それにしても、いったいなぜ、二宮は今回のシリアスな話を「力説」したのか。ジャニーズウオッチャーが解説する。

「二宮は幼稚園から高校までずっといじめにあっていたんです。体が小さくて人見知り、消極的な性格の二宮は、いじめっ子たちの格好の標的になり、助けてくれる友人もいなくて辛い日々を過ごしたそうです。目立つのが何より嫌いなのに、何かにつけて自分のせいにされ、物がなくなると追及されるような理不尽な目にあったこともあるとか。針のむしろだったに違いありません。二宮は相手にしないことを貫き、何とか最悪の事態を免れましたが、結局いじめられる相手が別の子に替わっただけで、いじめそのものを解決できずじまいに終わりました。それが今でも心の傷になっているんです。医療従事者の友人から子供がいじめにあってると聞いて、いてもたってもいられなくなり、“いじめNO”を発信せずにいられなくなったんでしょう。嵐はインスタで医療従事者に対する感謝のメッセージをいち早くアップしていますが、腰痛持ちで日頃から医者の世話になっている二宮にとっては、その意味でも医療従事者を巡る問題には感謝とともに伝えておきたいことがあったということでしょう」

 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議も4月22日、医療従事者が偏見・差別の被害がある実態を指摘し、「医療機関で院内感染が起こったことで、医療従事者への偏見や差別が拡大、その家族に対しても広がっている。その結果、医療従事者の離職、休診、診療の差し控えにつながっている。感染症への感染リスクと隣り合わせで働いているすべての人々に対する敬意をみんなで示してはしい」と訴えるなど、深刻な状況になっている。

 二宮の訴えが人々の心に届くことを祈ろう。

(塩勢知央)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
4
前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感
5
前田日明「しくじり先生」で語らなかった「最大のしくじり」南アフリカ先住民事件