スポーツ
Posted on 2020年07月23日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「牝馬クールティアラの一発」

2020年07月23日 17:56

 梅雨明けを前にして今週から新潟、札幌が開幕。本格的な夏のローカル戦に突入するが、その開幕週のメインは新潟競馬名物、直線のみの芝1000メートル戦、アイビスサマーダッシュだ。

 最有力候補は、むろんのこと昨年の覇者ライオンボスである。とにかく典型的なスプリンターで、この5ハロン戦のスペシャリスト。通常スプリント戦といえば6ハロン(1200メートル)での競馬だが、同馬はダートも含めて勝ち鞍(6勝)全てが5ハロン戦。そのスピードは非凡と言っていい。

 なので前走、同じ舞台で行われた韋駄天Sを勝ったあとは、よそ見をせずに短期放牧でリフレッシュ。ここを目標にしっかりと調整されてきており、仕上げにまったく抜かりがない。ならば連覇もそう難しくないとみられて当然だろう。

 しかし今回は顔ぶれもなかなかで、新興勢も少なくない。さらに、獲得賞金から他馬より背負う斤量(57キロ)も気になるし、ハナを切って押し切りたい同型脚質の馬も多くいる。今回は王者にとって厳しい競馬が待っており、全幅の信頼を寄せていいものか、微妙なところだ。

 アユツリオヤジ、カッパツハッチ、ゴールドクイーン、ジョーカナチャン、ダイメイプリンセス、ビリーバー、ペイシャドリーム、そしてCBC賞を勝ち、復活なったラブカンプーといったところが「ライオンボス包囲網」だが、どの馬もスピード自慢で色気たっぷり。人気どおり簡単には決まりそうにないのだ。

 過去19回で1番人気馬は8勝(2着3回)、2番人気馬は3勝(2着3回)。1、2番人気馬でのワンツー決着は3回のみ。しかも馬単導入後、これまでの18年間、その馬単での万馬券は6回(馬連では1回)あり、データからも本命サイドの堅い決着にはなっていない。

 そして夏といえば牝馬である。暑さに強いとされているからで、この重賞は、とにかく牝馬の活躍が目立つ。過去19回で牝馬が12勝(2着9回)、牡馬は7勝(2着10回)。全体的に牡馬の出走頭数が多いことを思えば、「牝馬優位」は特筆していいだろう。

 今年も多彩な顔ぶれで目移りしてしまうが、穴党として最も期待を寄せたいのはその牝馬、クールティアラである。

 矢野厩舎は同馬とカッパツハッチの2頭出し。ライオンボスと2度接戦を演じたことのあるカッパツハッチに、より脈があるとみられて当然だが、軽視は禁物と言っておこう。

 前走の韋駄天Sは6着。それ以来のレースになるが、この馬も短期放牧を挟んでここを目標に丹念に乗り込まれ、万全の出走態勢を敷いている。1週前の追い切りも軽快かつリズミカル。まずは文句のない動きだった。

「重めだった体が締まって実にいい雰囲気。これまでとは違うよ」

 こう矢野調教師が目を細めて仕上がりのよさを強調するように、それまでの前2走は馬体に余裕があり、重め残りの状態だった。それでも韋駄天Sでは勝ったライオンボスにコンマ5秒差と、しぶとく食らいついていたのだ。

 牝馬は暑さに強いと書いたが、この馬も汗をかく夏場に調子を上げるタイプ。それは素軽い稽古内容からも明らかで、今回はまさに満を持しての出走と言っていいだろう。

 父アルデバランIIは、北米のチャンピオン・スプリンター。そしてクールティアラ自身は、あの名種牡馬ミスタープロスペクターの2×4という近親配合馬。母系も欧州の一流血脈で、血統的にみても「一発」があっていい。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク