スポーツ

川相昌弘、長嶋監督も見抜いていた?93年開幕直前に起きた「奇跡のドラマ」

 巨人での長嶋茂雄第2次政権がスタートしたのは1993年。1年目はAクラス入りするも3位に甘んじたが、翌94年は見事リーグ優勝を遂げ、日本シリーズでは森祇晶監督率いる西武ライオンズ相手に4勝2敗で勝利し、長嶋氏の監督人生初となる日本一にも輝いたのだった。

 そんな第2次政権に長嶋監督が就任した当時を、主に巨人で活躍した元プロ野球選手、川相昌弘氏が、YouTubeチャンネル〈野球いっかん!〉に出演し、振り返っている(10月7日付投稿回)。

 何でも、シーズン開幕直前、絶不調に陥っていた川相氏だったが、奇跡的な事柄が立て続けに起きたようで、終わってみれば全試合出場、自身初となるチーム最高打率「.290」をマークしたというのだ。

 動画によれば、93年春のキャンプ、長嶋新監督のノックに少々張り切った川相氏は、派手なダイビングを繰り返し、肩を負傷。加えて坐骨神経痛を患い、オープン戦の結果はボロボロに。シーズン2年目の元木大介氏(現・巨人1軍ヘッドコーチ)にスタメン、ならびにショートのポジションを奪われるのではないかといった危機に見舞われていたそうだ。

 ところが、である。開幕の前夜、馴染みにしているヘアサロンの店主から紹介された針治療院を訪れた際の衝撃を川相氏はこう明かした。

「次の日、今までの身体がウソのように、無茶苦茶スッキリしてたんですよ。身体にズーンとあったものが、スーッとなくなって。『えー!?』って」

 加えて、水面下では全コーチが元木氏を推していたにもかかわらず、長嶋監督だけが「川相を開幕戦で行こう!」と推挙。開幕戦、川相氏は2安打のマルチヒットを放ったのだった。

“野生のカン”が働いたのか、長嶋監督には川相氏の快復が、その目に見えていたのだろうか?興味深い秘話であった。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    自分だけの特別な1枚が撮れる都電荒川線の「マニアしか知らない」撮影ポイント

    「東京さくらトラム」の愛称で親しまれる都電荒川線はレトロな雰囲気を持ち、映えると評判の被写体だ。沿線にバラが咲く荒川遊園地前停留所や三ノ輪橋、町屋駅前は人気の撮影スポット。バラと車両をからめて撮るのが定番だ。他にも撮影地点は多いが、その中で…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

    テレビ業界人が必ず見ているテレビ番組「次のブレイクタレント」「誰が最も面白いか」がわかる

    「業界視聴率」という言葉を、一度は聞いたことがあるはずだ。その名の通り、テレビ業界関係者が多く見ている割合を差すのだが、具体的なパーセンテージなどが算出されているわけではない。いずれにしても、どれだけ業界人が注目して見ているかを示す言葉だ。…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【オフの目玉】巨人・大城卓三FA権取得で「出ていく可能性」と「欲しい4球団」
2
もし今季の中日ドランゴンズに「大谷翔平」がいたら…ChatGPTが出した「順位」と「打撃成績」
3
アナウンサーの人事異動がニュースになる裏事情「腹いせに自分でリーク」「承認欲求を満たす」ケースも
4
記者をドン引きさせっぱなしの阪神・岡田彰布監督が本当に怒る相手は「身内」だった
5
パ・リーグ移籍濃厚の中日・ビシエドに浮上した「カットされた立浪批判コメント」