スポーツ

松井秀喜、「甲子園5連続敬遠」に感謝!?「自分のエネルギーになった」理由とは

 元プロ野球選手の松井秀喜氏と言えば、巨人からMLBに渡り、ニューヨーク・ヤンキース時代の2009年にはワールドシリーズ優勝を経験。同年、アジア人初となるワールドシリーズMVPを受賞すると、13年には国民栄誉賞も受賞。日本プロ野球界が誇る逸材である。

 そんな松井氏の名前を一躍全国区に押し上げたのは、松井氏が高校3年時(1992年)の夏の甲子園における、2回戦の明徳義塾高校戦だろう。ランナーの有無にかかわらず、松井氏は5打席連続敬遠を受け、高野連が急きょ記者会見を開くなど、社会問題にまで発展したものだ。

 その松井氏が、巨人時代にはチームメイトだった元プロ野球選手・上原浩治氏のYouTubeチャンネル〈上原浩治の雑談魂〉に出演し、29年振りに当時の心境を振り返った(10月22日付け投稿回)。

 敬遠はそれまでに何度も経験してきたが、全打席の敬遠は「さすがに初めてだった。しかも、あれが高校で最後の試合だったから」と松井氏。そして、こう落胆した胸の内を明かした。

「オレ、最後は20球見送って、自分の高校野球終わるんだと思って。自分は何をやってきたんだろうな、3年間…」

 しかし、こうも語った。

「今思うと、逆に感謝してますよ。あれだけ注目してもらえてね、あの敬遠自体が自分のエネルギーになったから」

 5連続敬遠を受けたバッターとしてふさわしいよう、プロでその実力を証明しようと励みにもなった、と前向きに語ったのである。

 もっとも、前述の明徳義塾高校との敗戦後は、松井氏は、甲子園の砂を持って帰らなかったが、星陵ナインも持って帰らなかったんじゃないか?といった意外な過去も振り返った松井氏。

 仲間の悔しさも背負い、その思いがプロでの「ゴジラ旋風」につながったのではないだろうか。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
4
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
5
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え