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Posted on 2021年11月11日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「1勝馬ムジカの大駆けある」

2021年11月11日 17:56

 天皇賞・秋の後、ひと息入ったGI戦だが、今週から12月28日のホープフルSまで8週連続、計9レースが怒濤のごとく行われる。我々競馬をなりわいとしている者にとっては気の抜けぬ、そしてファンにとっては、目が離せない日々が続くわけだ。

 今週のそれはエリザベス女王杯。3歳上の一線級牝馬による争いで、阪神の芝2200メートルが舞台。内回りコースだけに、逃げ、先行馬が有利とみられるが、今年の顔ぶれを見ると、差し、追い込み勢に有力馬が多く、どちらに転ぶかは微妙なところ。そして勢いに乗る3歳馬か、充実の古馬か。どちらに軍配が上がるかの判断も難しい。いずれにしても、見応えある馬券的にもおもしろいGI戦だ。

 まずはデータをひもといてみよう。馬単が導入された02年以降の過去19年間、馬単での万馬券は5回(馬連は2回)。この間、1番人気馬は4勝(2着5回)、2番人気馬は4勝(2着4回)で、1、2番人気馬によるワンツー決着は3回。一見すると堅い決着が多そうに思えるが、配当からすると中穴傾向のGI戦と言っていいか。

 そして過去19年間の年齢別成績は、3歳馬が8勝(2着5回)、4歳馬も8勝(2着6回)、5歳以上の馬が3勝(2着8回)というもの。出走頭数が総じて少ない3歳馬の善戦が目立つのは、古馬よりも2キロ軽い54キロで走れる秋華賞の上位組が挑んでくることが多く、その勢いに乗じて──ということだろう。

 今年の3歳馬は秋華賞を制したアカイトリノムスメと、ステラリアが参戦するが、古馬勢の層は厚い。その筆頭がレイパパレだ。

 GI大阪杯を無傷で制し、秋初戦の前走、オールカマー(4着)は期待に応えられなかったものの、見せ場たっぷりの好内容で健在ぶりを誇示してみせた。その後は、ここを目標に順調そのもの。〈3 0 1 0〉と得意の阪神が舞台でもあり、最有力候補とみられて当然だろう。

 他にも、そのオールカマーを制したウインマリリン、同2着のウインキートス、そして8戦6勝と今、乗りに乗っているテルツェットなど、錚々たる顔ぶれである。

 3歳馬アカイトリノムスメが上位人気に支持されると思われるが、ここは優勢にある古馬勢に期待を寄せるのが馬券の筋だろう。といっても前述した人気、有力どころでは穴党としておもしろくはない。イチオシしたいのは、ムジカだ。

 これまで18戦1勝という条件馬の身。特別登録の前までは除外の可能性もあっただけに、登録馬18頭(フルゲートも18頭)の最後に入れたのは天啓とさえ思いたい。予想する側としては大いに手応えを感じており、期待はかなり大きい。

 前々走の関ケ原Sは3カ月半ぶりの実戦で勝ち馬とコンマ1秒差の3着。続く前走の新潟牝馬Sもコンマ2秒差の3着。いずれも見せ場があったにせよ、オープン、それもGI戦となれば、荷が重いとみられてもやむをえないところだ。

 だが、期待できる理由は大いにある。昨秋、1勝クラスの身でGIIローズSに挑み、あわやの2着に頑張ってみせた。その際、本命視してヒットを飛ばしたのだが、それだけポテンシャルが高い馬と判断したからで、その思いは今も変わっていない。

 ひ弱さが抜けきれず殻を破れずにいたが、ここに来てようやく馬体に芯が入った印象。陣営も「落ち着き払って実にいい雰囲気。稽古の動きは素軽く、この分なら楽しみ」と、ヤル気をにじませている。

 母系は欧州の一流血脈で、人気どころと比べても見劣りしない血統馬。大駆けがあっても、なんら不思議はない。

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