エンタメ

「仕込みなし」のバラエティ番組ができないことを証明したTBS

 新番組がなかなか定着せず、1クールで終わってしまうこともザラにある昨今で、そこそこ安定した人気を獲得している番組『人間観雑バラエティ モニタリング』(TBS)。

 その内容は、「もしも娘が芸能人になりたいと言ったら、そのとき父親は?」「ペットが喋ったら、そのとき子どもは?」「美女にサンオイルを塗ってと頼まれたら、そのき彼氏は?」など、ありそうでないシチュエーションに遭遇してしまった素人さんをモニタリングする、いわば“素人ドッキリ番組”だ。バラエティ番組ディレクターが言う。

「何がスゴイって、この番組がTBSだってこと。僕たちの業界でTBSと言えば、『企画のパクリ魔』ですから。だって、企画会議では『あの番組っぽいのやりましょうよ』『いいねえ、やろう』なんてやりとりで企画が決まっちゃう局なんですから。そんな中でこの番組は大健闘中です。ヤラセに対し敏感な風潮の中でのドッキリ番組にもかかわらず、12年に深夜帯でスタートし半年でゴールデンに進出しましたしね」

 素人相手のドッキリともなるとヤラセは必要不可欠かと思いきや、「そうでないことが証明された」と、前出のディレクターが解説する。

「1月9日放送回は生放送だったのですが、『生放送中に巨大アートはできるか?』という企画をやるにあたり、数日前からHPなどで視聴者に『当日は赤坂サカスに集合してください。2千人の協力が必要です!』と呼びかけていました。ところが、当日集まったのは、なんとたったの100人。企画倒れもいいところですよ。現場アナウンサーの『悪天候のため中止となりました』の声が虚しく響いていました」

 やはりテレビに“仕込み”は、必要不可欠であった。

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
4
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
5
【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」