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成績だけでは分からない…トップ騎手7人「本当は崖っぷち」な裏事情(3)

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 オルフェーヴルの3冠、そして引退レースとなった年末の有馬記念も制した池添謙一騎手(34)。大一番で強い印象もあるが、98年のデビュー以来、リーディングのトップ10に入ったことは一度もなく、02年の79勝(12位)が最高だ。

「3冠ジョッキーとなり、凱旋門賞に向けてはしゃぐ池添騎手に対して、武豊騎手が『乗れるかどうかわからないんだから、あまり調子に乗らないほうがいい』と、やんわり苦言を呈したのですが、『プランは全部聞きました。あの馬を知っているのは僕しかいません』と馬耳東風。結局、本番では乗せてもらえませんでした。その愛馬も引退して、お手馬は金鯱賞を勝ったカレンミロティックぐらい。オルフェの引退で、見せ場は“オルフェと共に去りぬ”って感じですかね(笑)」(栗東関係者)

 愛馬の引退といえば、岩田康誠騎手(39)も同じだ。香港スプリントを連覇するなど、GI6勝の“世界のロードカナロア”が昨年で引退。そればかりか、GI5勝の女傑・ジェンティルドンナも下ろされた。

「ロードカナロアの引退式が1月13日に京都競馬場で行われた当日、サンデーサラブレッドクラブのHPでジェンティルドンナの乗り替わりが発表されました。そのせいもあってか、1月の岩田騎手は絶不調でしたね。83鞍に騎乗して、わずか4勝。昨年0.130だった勝率が0.048まで落ち込み、ロードカナロアの引退とともに燃え尽きたのかと思ったほどです(苦笑)。それでも2月に入って勝ち鞍を一気に11に伸ばしましたが、ムラがある騎手だけに、12年に年間GI6勝を記録した勢いは、今はないですね」(スポーツ紙記者)

 その岩田騎手独特のフォーム、お尻をトントンとつける追い方を著書「騎手の一分」(講談社)の中で批判した藤田伸二騎手(41)も、崖っぷちの一人だ。

「藤田は『馬の背中を痛めてしまう』と反対している。ただ、そうしたぶっちゃけ意見を書いたのも『いつ騎手を辞めてもいい』という気持ちから。だけど最近は『騎手を辞めるのはヤメた』らしい(笑)。過去にも『ヒルノダムールが引退したら辞める』『トランセンドが引退したら潮時』と言ってただけに、陰では『いったい、いつ辞めるんだ』と揶揄する声も聞こえてくる。そうした言動や性格から、騎乗馬も限定される。敏腕エージェントが亡くなって以降、騎乗馬の質が落ちて、今の頼みはレディオブオペラだけ」(専門紙記者)

 テレビや新聞では見えてこないトップ騎手たちの実情は、どうにもウマ~くいってないようで‥‥。

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